<   2018年 05月 ( 6 )   > この月の画像一覧

レンズ 重量実測

ライカ ズミクロン R 50mm F2 320g
ai nikkor 50mm F1.8s 174g
ai AF nikkor 50mm F1.8s new 158g
ai AF nikkor 50mm F1.8D 158g
AF-S nikkor 50mm F1.8G 185g

参考
AF-S DX nikkor 35mm F1.8G 197g



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by oblivion2077 | 2018-05-27 23:50

Nikkor auto 50mm F1.4改

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auto nikkor 50mm F1.4の重量は実測で305g。その内、中の光学エレメントの入った部分は177gでヘリコイドや絞りリングを含む鏡胴部分は128gだ。大口径標準レンズのガラス部分がいかに重いかがわかる数字だ。


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このF1.4という口径を敢えてF2に落とす。これによって収差を抑え、口径食の影響を小さくする。加えて絞り形状を真円にすることでボケ味にも拘る。
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ケント紙を円形に切り抜いて、マットブラックの養生テープで張り付けただけ。この養生テープはパーマセルテープの1/4以下で買える。最近よく使っているが気軽に使えて剥がし跡も残らずお勧めだ。

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by oblivion2077 | 2018-05-24 22:33

nikkor auto S 50mm F1.4を50mm F2化

オールドレンズであるオートニッコール 50mm F1.4は現代レンズにも引けをとらない性能、と言えなくもない。というのは、開放F1.4ではモノクロ時代の設計思想なのか、シャープさを追求するあまりに過剰補正を採用して芯はシャープだがフレアを纏うこととなってソフトフォーカスっぽい写りになるのだが、これが薄い被写界深度と相まって「眠い描写」と誤解を受ける事となっているのだ。

しかし、一方でそんな過剰補正型のレンズでも1段絞ればフレアも消えてシャープな描写を見せる。有名どころではai nikkor 35mm F1.4S。開放はほぼソフトフォーカスレンズだが、1段絞ればキレキレのシャープな描写となる。

そこで、あまり出番の無いオートニッコール 50mm F1.4を活用するにあたってF2まで絞って使えばボケとシャープさを両立できるのでは、と思うのだが、ご存知の通りオールドレンズなのでF2でも絞り形状は円形ではなく少しガタついている。これがボケに影響して魅力的ではなくなってしまうのだ。これだと、50mm F2や50mm F1.8を使用した方が描写は良く、意味が無い。だからなんとなく、円形絞りに改造できたら、とぼんやりと考えていたのだ。

で、思い立った。絞りを作ってしまおう。

方法はシンプルで、黒のケント紙を円形切り出し用のカッターナイフでF2の絞り口径でカットし、レンズ内に設置するというもの。カビ、ゴミを清掃する時の手順でレンズを分解し、レンズエレメントの真ん中を分離すると絞りユニットが現れる。その絞りユニットに貼り付けるように自作F2円形絞りを設置すると、F1.4は使用できないが、代わりにちょっと贅沢な50mm F2のレンズに生まれ変わる。元々のレンズ設計はF1.4だから口径は大きく、いわゆる口径食も抑えられる。1段絞ることで収差は落ち着き、フレアも消える。円形絞りよりも円形である真円なのでボケもきれいなはずだ。

実際に撮影してみると、いや、ファインダーを覗いた時点で違いがわかる。クッキリハッキリのシャープな像を結ぶのだ。ボケもきれいで滑らか。点光源のボケも円形だし口径食も画面四隅で若干見られる程度に抑えれられている。シャープな像と美しいボケ。これは現代レンズの特長でもあり、この簡単な改造で効果は絶大ではないだろうか。ちょっと嬉しくなってきた。

同様に他の大口径オールドレンズにもやって見るか、とも思ったが、105mm F1.8、85mm F1.4、35mm F1.4・・・ちょっと改造して遊ぶには高額だった。お手軽価格で巷に溢れている50mm F1.4だからこその改造だね。


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by oblivion2077 | 2018-05-22 16:02

神戸動物王国 レンズは何が必要か

旅行などに持って行く撮影機材選びに苦労する、という悩みを書いたけれどもその主な原因は行った先の状況がわからない、というものだろう。今はネットがあるじゃないか、というかもしれない。旅行雑誌やムック本もあるだろう。しかし、撮影を主とするような人間にとっての必要な情報が意外と掲載されていない事が多い。情報の多くはアクセスだったり、ざっくりとした景観であったり、タイアップの飲食店の情報だったりするのだ。また、当地へ赴いた人たちのブログにUPされている写真もその多くに撮影データはなく、どのフォーマットで何のレンズを使ったか、わからないのだ。

もちろん、個人のブログには写真があるだけマシであって、そこから可能な限り撮影情報を読み取っていく。コメントにヒントはないか、EXIFなど残ってないか、まず調べる。それがダメだったらおおよその画角を想像してそこからどんな写真が撮れそうか考え、逆算してどんな写真が撮りたいかを決めて、持参するレンズの種類に落とし込む。そこへ、更に重量やサイズという要素が加わるので思考無限ループが始まるのだ。

それとて、大きな手がかりがあれば最初のステップで候補のレンズを大幅に絞る事ができるはず。先日、神戸の動物王国という動物園にお邪魔したのだが、主たるレンズを決めるにあたって、個人のブログが参考になった。その人は何度も足を運んでいるそうで、そのメインレンズは200~400mm(フルサイズ)という。はあ、これはもう望遠系しかないのな、と思うのだ。でも、この情報がなければ、標準前後のレンズをメインにしたかもしれない。というのも、神戸動物王国は生態展示やふれあいコーナーなどもあって、結構近くで動物を観ることができる、というのが売りであるからだ。

先の情報で望遠系かつ望遠に強く軽量なDXフォーマットで決定。またD3300の出番となった。レンズはAF-S DX NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G ED VRIIをメインにしたが、撮影の殆どはこれでOKだった。
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これから動物王国へ行く人は望遠でGO!



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by oblivion2077 | 2018-05-14 16:40

is this heaven?

男木島はかつて静かな島だったという。今回、図らずもNPOの一斉去勢によって猫が激減し、元の静かさを取り戻しつつある。

事の発端は写真家の岩合氏の猫写真と昨今の猫ブーム。男木島も漁業が主なので多くの漁村と同様に程々の数の猫たちによってねずみ退治を担いながら共存していたが、岩合氏の写真と共に男木島が紹介されるや男木島の猫目当てに猫好きが島を訪れて餌を潤沢に供給したところ、猫が増えた。

平行して瀬戸内芸術祭も行われ、男木島を訪れる人も増えるとSNS等で猫島の話題が広まり加速度的に日本中へ男木島の猫島としての名声が高まっていき更に観光客が増えた。つまり、島民の誰も猫島としての観光島を望んだわけではなかったのだった。

岩合さんもその後の騒動を予想だにしなかったろう。かわいい猫と古い漁村はそれだけでフォトジェニックだ。


島外の人間により火がつけられ
島外の人間により延焼し
島外の人間により鎮火された


島外によって翻弄された数年だったろう。


2015年と2016年の猫たちに会えたのは奇跡であり、貴重な体験だった。あの時に撮影した写真の数々は大切な宝物なのだ。一方であのパラダイスは不自然な理由で成り立っていた。だから写真ブログであるけれども、ここには公開はせずにおくのだ。

is this heaven?
no it's iowa

ならぬ
is this heaven?
no it's ogi-jima
であった。

男木島と決別である。男木島よ、お疲れ様です。


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by oblivion2077 | 2018-05-11 14:08

再び 男木島の猫

2年ぶりに香川県の男木島へ向かった。

昨年は一斉去勢され、耳をカットされてしまった猫を見るに忍びなく男木島へは行けなかった。そこで他の島を訪れたのだが、しかし、男木島の事が気になってネットで男木島のことを検索すると、猫が激減しているいう。島という閉じた世界で全数去勢を行うと当然、猫の頭数は減っていき最終的には絶滅するのだが、1年で激減しているというのだ。

島の実情は島外の人間にはなかなか知る事がかなわない。WEB上では一斉去勢を実施したNPO団体と島のコミュニティとの不協和音も垣間見えてはいたが、昨年、香川県の情報サイトに寄稿している県民ライターの方が男木島の猫を取材されていて、実際に島民に実情を聞いて記事にされていた。その記事によると、大量に去勢したがそのまま野に放たれたので感染症で多くが死んでしまった。その結果、猫が激減したというのだ。島民にとってこの件はデリケートな事らしく匿名でインタビューに答えている。垣間見えた島民とNPO団体との不協和音がここにも現れているのだろう。

NPO団体は去勢を受けた猫をさくら猫と称してアピールしている。島の漁港のフェンスにはPRのポスターが何枚か貼られていて、さくら猫は幸せに暮らしている、とアピールしているのだ。しかし、その横にいる数匹の猫はやせ細り、フラフラと観光客に近づいてエサをねだっている。この猫たちも2018年の冬を越せるだろうか、と心配になる。一斉去勢を実施した当時、多くの報道機関で増えすぎた猫と島民の共栄とし、また、去勢後の猫のケアも万全で餌も全国から寄付を募って継続的に与えていくと報道。しかし、その後の男木島の猫の実情は伝えられる事は無かった。

2018年春。この目で見た限りでは男木島に猫は殆どいない。

今も猫雑誌に猫島として紹介され、ネットでは2015年ごろの古いニュースが男木島の猫たちを紹介し続けている。最近のブログでも「猫が居た」と紹介しているものも居るが、それはたぶん2015年、2016年の猫ダマリを知らないのだろう。今回、そうした情報を見てだろうか、男木島を猫島と信じ猫目当てで男木島を訪れた観光客が多くいた。しかし、猫が殆ど居ないので1匹の猫に何人も観光客が群れている。以前は猫の群れに観光客が数人だったが、現在は逆転しているのだ。また、猫の他ほとんど観るもが無いのか、早々に切り上げて帰る観光客も。

男木島で配布されるパンフレットに猫の姿が消えていた。文字通り男木島は猫島であることをやめたのだった。




クレイジーなオールドメディア 番外編

2019年は1年ぶりに佐柳島に行こうと考えている。佐柳島はねこを観光資源と捉えていることもあるけれども、佐柳島の近隣にもいくつか島がある為か、もともと穏やかな瀬戸内の海が佐柳島周辺では更に凪いでいるのだ。だから、海辺に居ながらも非常に静かで、湖のよう。波音といえば近くを航行する船が立てる波音くらいなのだ。この環境はねこ抜きでも十分に魅力的なのだ。
そこで、佐柳島についてポチポチと検索していたら興味深い男木島の猫の記事を見つけた。


それは猫島を取材されているライター(Mさんとする)の方の記事で、男木島のネコが激減した理由について「デマ」と「実状」を書いているのだ。その「ネットで広がったデマ」として、デマである根拠を2つ挙げているように読めた。

・2年も経って急に感染症が出るはずがない。
・TNRをしたのだから、数が減って当然なのだ。

前者の感染症については、「2年も経って」というのはライターMさんの事実誤認だ。というか、2年も経って感染症が発症したという話はネットで見たことはないし、デマと断じた割にはその程度の認識で記事を書いたのか、とむしろ驚く。

ネットで散見される「感染症」話の元ネタ記事があり、「去勢手術直後に島に戻された為、感染症で死んだ」という説。「説」というのは、複数の島民からの聞き取りではあるが裏取りは無しとしているからだ。裏取りが無いので「デマ」と断ずるとしても、「2年も経って急に」というのはデマの理由にならない。あくまで元ネタ記事では、感染症は開腹したTNR手術直後としているのだ。キズが塞がっていない状態で野に放つと感染症を引き起こすことは容易に想像できるし、200匹近い猫を清潔な施設で一時預かりも出来ないだろうと思うと、裏取りは無くとも納得はできる。一方で、ライターMさんも島民に取材しているけれども「100匹近くはおるよ」「感染症? なんやその話。知らんなあ」とのコメントを示しているが、こちらも感染症の有無の裏取りは無い。


後者の頭数については、確かに去勢したのだから繁殖は出来ない一方で自然に死んで減っていくのみ、と考えると、猫の数が減って当然だし、島でTNRと聞いた瞬間に絶滅の文字が頭に浮かんだくらいだから誰でも納得だろう。また、一部譲渡会で島を出た猫もいるだろう。しかし、TNRをきっかけに餌を十分に与えるようになったので物かげに隠れて寝てばかりいるようになった、というライターMさんの説は裏取り無いし、楽観的過ぎるように思える。なぜなら実際に目撃した、少ないながらもエサをねだりに現れる痩せた猫たちの説明にはならないからだ。


さて、感染症の元ネタ記事は、まさに猫の数が減っているとの噂を検証する為の取材であった。島外であれやこれや想像して書いた記事ではなく、同じくライター(Gさん)が、実際に男木島に行き、島民に取材しているのだ。実名でインタビューに答える人、匿名で答える人も居た。島民の「みんな良かれと思ってやった事ですが、なんとも可哀想な事をしました。」とのコメントの方が、1年で猫が激減した理由としては真実味を感じるし、実際に目にした男木島の実状と合致しているように思える。感染症の話も先入観や結論有きではなく、あくまで取材の中で出てきた事だ。取材の結果なのだ。

ライターMさん曰く「「男木島にはもう猫がいない」……今度はこんな話がネットを駆け巡り始めた。感染症のデマもこの流れで生まれたものと思われる。」と。思うのは勝手だが、島民への取材記事が元ネタなので、この推測自体がデマの類とも言える。結局、ライターMさんの記事では「ファクト」は見出せない。少なくとも元ネタ記事をデマと断じるにはあまりにも弱い内容言わざるを得ない。更に言うならば、安易にネットの無責任なデマと断じる姿勢は、オールドメディアの得意とするところ。

もっとも、ライターMさんの記事後半には同意で、島の外の者があれこれ言う必要は無いと思う。せっかく、元の静かな島に戻った事だし、島民の人々が選択したことなのだ。自分が島民だとすると、「猫好きやじ馬」は迷惑な存在に思えただろう、と想像にかたくない。


ちなみに、このライターMさんの記事にはTNRしたNPO団体が早速リンクしている。
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by oblivion2077 | 2018-05-07 18:00