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ヒューマンエラー

もしも、シャッターボタンの左隣に同じ形状のSDカードフォーマットボタンがあったなら。

そんなカメラを作ったメーターは頭おかC、と評価されても仕方がない。

機能が真逆の入力デバイスを並べて配置する。うっかりすると意図とは反対の致命的な処理が実行されてしまう。

写真を撮った、と思ったら、隣のボタンを押していて撮影したデータが全て消去されてしまった。そんなカメラは誰も買わず市場から消える。

でも、人が何人も死んでいるのに販売し続けられているモノがある。知ってか知らずか、人が死ぬことについて全て操作した人間のせいにされている。 

アクセルとブレーキという真逆の機能が、同じ「踏む」   という操作で隣同士に配置されている。この事実の異常さを正面から受け止める自動車メーカーは皆無だ。
by oblivion2077 | 2019-04-21 23:08

Nikon D70

a0304647_01514023.jpgニコン初の一般向けデジタル一眼レフとして発売されたD70。ボディはフィルム機からの流用ではなく専用設計であった。そういう意味ではニコン初の本格デジタル一眼レフだったとも言える。

a0304647_01514192.jpg600万画素CCDの性能は、用途によっては今でも通用する。RAWを最新の現像ソフトで処理すればノイズもきれいに消える。
a0304647_01514155.jpgD600より一回り小さい程度のコンパクトさで、それがむしろ小指まで収まる安定のグリップを約束する。現在のエントリー機の過剰なコンパクトさには辟易する。軽ければこれくらいの大きさが「必要」なのだ。a0304647_01514142.jpgデザインはニコン一眼レフらしい質実剛健な佇まいで直線と適度な曲線がハイセンスなデザイン上の緊張感を持っている。堂々としていて現在のニコンデザインよりも好みだ。

by oblivion2077 | 2019-02-09 01:50

ブラックペイントカメラと漆文化・金継ぎ文化

M型ライカ、特にM4のブラックペイントで使い込まれエッジが地金の真鍮が露出して金色に輝く様子。シンプルな平面と曲面で構成されたデザイン故に、擦れて艶の出たブラックペイントへの写り込みの妙とエッジの金のラインが見る者を魅了する。これが、レアだけれどもM3やM2のブラックペイントとなると塗料の質が悪く、塗装の剥げ方が汚いのであくまで希少価値として見るしかない。

国産カメラではやはりニコン Fの黒。M型ライカと異なって直線と平面で構成されている。こちらもエッジの金が映えるのだ。この艶のある黒と金のライン。ピアノブラックを思い出すし、ピアノブラックと言えば漆文化が起源だ。高温多湿な日本に於いて高級楽器たるピアノの装飾と耐久性の良さで漆塗りが施されたが、欧州で評判となって今ではピアノと言えば黒。艶のあるピアノブラックなのだ。そして漆と言えば、金継ぎ。割れた椀や皿を漆を接着剤として金で装飾する。本来ネガティブな割れの修理がポジティブな装飾となる。補修する椀や皿のデザインや色により金の濃淡を変えながら、元の価値を落とさずむしろ価値ある一品に昇華する金継ぎだが、あのカメラのブラックペイントに見る真鍮地金の金色ラインは金継ぎを連想させる。

漆のしっとりした黒と金のコントラストが心に響くが、漆文化と金継ぎ文化を育んだ日本人には特に響くのではないか。




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by oblivion2077 | 2019-01-11 13:55

謎のCONTAX T2 T3の人気

近年、CONTAX T2 T3の中古価格が高騰している。何年か前にT2のブラックペイントを購入しようか迷った時があったけれども、その頃は今よりずっと安かったのだ。最近、ノーマルのT2やT3の中古価格が高騰している事に気がついて調べてみたけどよくわからない。

CONTAX T2やT3はフィルムカメラ。コンパクトカメラのジャンルであるけど、その中でも高級コンパクトカメラというジャンルだ。もともと10万円程度の価格だったのだが、銀塩カメラ終焉でかなり安くなっていたはずだったのだ。高騰の理由として考えられるのは、昨今のフォトインフォトだろうか。チェキや使い捨てカメラが復権している関連で、よりインスタ映えするカメラとしてCONTAXとカールツァイスブランドが受けている・・・・かもしれない。

T2はカメラの性能としてはそんなに良いものではない。概観はコンタックス G1の記事でも評価した通り、京セラによる高級感の演出は優れている。でも、性能的にはレンズはT3となってこそ35mmとなったが38mm F2.8で凡庸だ。T2のAFは赤外線式のアクティブオートフォーカスでいわゆる普通のコンパクトフィルムカメラのAFで、その性能は期待できない。シャッターボタンを押した後のタイムラグも今のデジカメでは考えられないくらいの遅さで、シャッターチャンスは逃すし、撮れたと思って気を抜いた瞬間にシャッターが落ちるのでブレ写真も量産。

かつて、ニコン FE2が生産終了となって、コンパクトで軽量な絞り優先AE機がラインナップから消えた時、FE2の中古価格が高騰して一時は新品価格を上回ったりしたが、これは確かに使いやすいカメラとしてFE2の価値を再認識した結果といえる。しかし、CONTAX T2はどうか。

なんだかチューリップバブルを連想させる。



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by oblivion2077 | 2019-01-04 15:00

Nikon F2の質感

かつてのニコン フラッグシップ機で最後のプロ用機械式カメラであるF2。その質感は世界を席巻した前代のFから大幅に向上していて、ライカにも引けをとらない。
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by oblivion2077 | 2018-12-06 16:44

ライカ M10-Dの巻上げレバー

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2017年の1月に「ライカ M10の思想」という記事を書いたけれども、その中で私は「次は必ずこの巻き上げレバーをデザインに取り込む筈だ。」と予言していた。 その「次」としてライカよりM10-Dが発表され、実際に巻き上げレバー風のサムレストが装備されているのだ。このレバーは所謂予備角的に引き出す事ができて、かつてフィルム機で行っていたように親指を引っ掛ける事ができる。これによって、大げさな後付けグリップを装着する事無くホールドを確実にする事ができるのだ。しかし、残念ながら電源スイッチ等の「意味」を持たせる事は無かった。あのレバーは元々フィルム巻上げ機能が主で、親指でのホールドは副産物。やはり、再現するに当たっても主となる機能を設けて欲しかったところだ。

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ともあれ、「あの」ライカが巻き上げレバーを採り入れた。これは何かしら機能を犠牲にするモノではないので、恐らく次の通常モデル(M11とか)にも搭載されると思う。

そして、M10-Dの背面液晶無しの仕様。撮っては確認、撮っては確認。確かに便利だけれども、当人以外の第3者から撮影スタイルを見たところ、世話しなく下品な行為である事は否めない。スマートでハイソなライカを使いこなす人には液晶画面を覗く行為をして欲しくない、とそんな思いがあったか無かった分からないが、背面液晶を省略しているのだ。もちろん、撮影後、すぐには確認できないフィルム時代の撮影方法のオマージュであることは間違いない。さて、ニコン Df。こちらは計画段階で1週間撮影結果を見られない機能が検討された(どこまで本気か不明だが)らしいが、実際に背面液晶を省略したライカの本気度は高い。購入する人も本気を出すし、外野の野次馬としてもライカの本気に感銘を受ける。

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ニコンFは擬革のパターンがダサいし、レンズ着脱ボタンや巻き上げレバーの造りが甘い。裏ブタとボディとの隙間も気になる。そういった部分をブラッシュアップしてデジタル化したデジタルFなら富裕層に売れる可能性はあるし、ニコンブランドを引き上げる事にもなろう。日産も儲からないGT-Rでブランドを回復させたし。でもそんな覚悟があればあんなDfみたいな中途半端なデブ変態カメラを作らないよね。


追記

今回発売のライカ M10-Dの巻き上げレバー風サムレストは、公開されている商品写真を見る限り、サムレストとして装備されている為なのか、フィルム機のM3やM2の巻き上げレバーに対してかなり短い。従来のフィルム機で見慣れたレバーだけに少し短いだけで異様に短く感じる。それだけではなく、形も変なのだ。あのM3の美しい巻き上げレバーは二つの曲線が見事に調和していたけれども、短くなった分、始点のシャッターボタン径は変わらないのに終点のレバー先端までの距離が短いので、あの美しかった2つの曲線の調和が壊れてしまっているのだ。

ライカはなぜわざわざ巻き上げレバーを再現したのに、醜い形に改悪してしまったか。いやいや、絶対にここは今後改良されてM3と同じ形状に修正されるだろう。そうでなければその存在の半分が成立しないからだ。

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by oblivion2077 | 2018-11-22 13:02

グロック17

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スライドを平面研ぎ出しし、ブルーイングした後に艶消し黒で塗装。


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by oblivion2077 | 2018-11-18 16:19

Nikomat FTn

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ニコマートは中古市場に溢れている為、もう何年もの間、価格が5000円程度をさ迷っている。
しかし、手にした人は知っている通り、品質は高い。デザインも他社普及クラスカメラを遥かに凌ぐ優秀さ。
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中古市場での価格で物品の価値は必ずしも計れない。
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by oblivion2077 | 2018-11-18 11:53

nikkor auto S 50mm F1.4を50mm F2.8化

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近年、光学性能は天井知らずで要求水準が上がっている。コンピュータによる光学設計と画像素子の高画素化が相乗的にこの傾向を後押ししている。一方で、レンズの構成枚数は増え、大口径化して大きく重くなっている。今後はボディはミラーレスによって以前より小型化、軽量化されるだろうが、Z 50mm F1.8Sのようにレンズは大きく、そして重い。

さて、高性能化の要請により大型化した現代レンズに対して、小さく、そして軽い?nikkor auto S 50mm F1.4を自作絞りでF2化してみたのだけれども、もちろん絞った分だけフレアも消えてスッキリして良いが、F2以上に絞るとやはり多角形のボケとなってザワついたボケとなる。個人的には50mmの画角と人物撮影では被写界深度による人物へのピント周りと背景の適度なボケを考えると、F2.8くらいが落ち着いた雰囲気を演出できると思うのだ。F2ではちょっとボケすぎる。また、自作絞りで期待した口径食排除の効果も限定的。これをF2.8にすれば、一石2丁となるはずだ。

そこで、nikkor auto S 50mm F1.4を再分解して自作F2絞りを引き剥がす。養生テープで貼っているだけなので跡形も無く剥がせるのだ。代わって、F2.8サイズに切り抜いたドーナツ状の黒ケント紙を貼り付ける。埃をブロアで吹き飛ばして慎重に組み立てると、nikkor auto S 50mm F2.8の出来上がり。試写してみるとその効果がはっきりとわかる。やはりシャープな解像。開放絞りから2~3段絞ると収差が消えてシャープになると言われているけれども、F1.4から2段分絞ったF2.8ではクリアで抜けの良い高解像が得られる。そして、ボケは自作円形絞りの効果により素直で柔らかい。元がF1.4の前玉であり大口径なのでF2.8では口径食は現れない。その為周辺まで自然なボケで素直な描写だ。

開放F2.8は・・・24mmF2.8では普通。28mmでも普通。35mmではちょっと暗い。50mmではかなり暗い。マクロとかシフトとか特別な機能も無いのに、と思うかもしれないが、特別な性能(シャープな像と自然なボケ)はある。思い出してみて欲しい。大3元高級ズームレンズの50mm域はなんとF2.8だ。

安くて、小さくて、軽くて、最高の性能のnikkor auto S 50mm F2.8改。これは使える!


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by oblivion2077 | 2018-11-16 16:43

クレイジーなオールドメディア2

拘束されていたフリージャーナリストが3年ぶりに解放され、トップニュースになっている。何度か解放を懇願する動画が公開されるも、殆ど触れられる事がなかったが、さすがに解放となると大きく扱われている。


戦場に行って写真を撮る、という戦場カメラマンはベトナム戦争で最も活躍した。時代がそうだったのだろうけれども、テレビをはじめとするメディアの急速な発達と、報道にうぶな政府、米軍であったこと、超大国アメリカの戦争であったこと等が背景にあって、今では考えられないほど記者やカメラマンが戦場に入り込んでいたのだ。その頃活躍したカメラがニコン FやニコマートFTNで、世界が注目する風景はニッコールレンズを通じて撮影された写真だった。世界はニコンを通じてニュースを知ったのだ。胸アツというやつだ。だからかもしれないが、古いニッコールを使えば、ベトナム戦争当時の光が捉えられる、なんて妄想してしまう。少なくとも当時に近づけるような気がするのだ。

今回解放されたジャーナリストはさて置き、各マスコミの擁護がすさまじい。古くはイラク3バカの自己責任論を蒸し返しながら当時の世論にまで意趣返しを行うほどの異常さだ。大手のオールドメディアである新聞、テレビは、自社の社員を渡航禁止地域には決して足を踏み入れさせない。テレビに出演して「民主主義」だの「報道の自由」だの「知る権利」だの言っている論説委員やら大手マスコミ報道部の記者たちは自ら信奉(しているはずの)民主主義の為に決して現地に密入国しない。

一方で、大手マスコミは今回解放されたような野良のジャーナリストが拾ってくる情報を買って報道しているのだ。野良ジャーナリストが命を賭けて得た情報を買い、安全なオフィスで野良ジャーナリストが得た利益のその何倍もの利益を得る。結果、拘束されたり殺害されれば野良ジャーナリストを英雄と称える。この構図は何かの怪しい金儲け宗教が末端信者を捨て駒に教祖や幹部が甘い汁を吸う様子ににているではないか、と思ったりする。


今回解放されたジャーナリストはバッシングされても当然の振る舞いを過去現在にわたって行ったのだから同情しないが、まだ理解はできる。彼は行きたかったのだ。しかも、少なくとも命を賭けて(殺されるリスクを負って)現地入りしている分、文字通りの自己責任を覚悟していたはずだ。しかし、彼を異常なまでに持ち上げ、擁護し、英雄視する大手メディアの偽善の闇は限りなく深く、理解しがたいものだ。どういう精神構造だろうか。


ちなみに彼が没収されたカメラはどこのカメラかな?3年前だからミラーレスじゃなかっただろうね。


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by oblivion2077 | 2018-10-25 17:40