クレイジーなオールドメディア2

拘束されていたフリージャーナリストが3年ぶりに解放され、トップニュースになっている。何度か解放を懇願する動画が公開されるも、殆ど触れられる事がなかったが、さすがに解放となると大きく扱われている。


戦場に行って写真を撮る、という戦場カメラマンはベトナム戦争で最も活躍した。時代がそうだったのだろうけれども、テレビをはじめとするメディアの急速な発達と、報道にうぶな政府、米軍であったこと、超大国アメリカの戦争であったこと等が背景にあって、今では考えられないほど記者やカメラマンが戦場に入り込んでいたのだ。その頃活躍したカメラがニコン FやニコマートFTNで、世界が注目する風景はニッコールレンズを通じて撮影された写真だった。世界はニコンを通じてニュースを知ったのだ。胸アツというやつだ。だからかもしれないが、古いニッコールを使えば、ベトナム戦争当時の光が捉えられる、なんて妄想してしまう。少なくとも当時に近づけるような気がするのだ。

今回解放されたジャーナリストはさて置き、各マスコミの擁護がすさまじい。古くはイラク3バカの自己責任論を蒸し返しながら当時の世論にまで意趣返しを行うほどの異常さだ。大手のオールドメディアである新聞、テレビは、自社の社員を渡航禁止地域には決して足を踏み入れさせない。テレビに出演して「民主主義」だの「報道の自由」だの「知る権利」だの言っている論説委員やら大手マスコミ報道部の記者たちは自ら信奉(しているはずの)民主主義の為に決して現地に密入国しない。

一方で、大手マスコミは今回解放されたような野良のジャーナリストが拾ってくる情報を買って報道しているのだ。野良ジャーナリストが命を賭けて得た情報を買い、安全なオフィスで野良ジャーナリストが得た利益のその何倍もの利益を得る。結果、拘束されたり殺害されれば野良ジャーナリストを英雄と称える。この構図は何かの怪しい金儲け宗教が末端信者を捨て駒に教祖や幹部が甘い汁を吸う様子ににているではないか、と思ったりする。


今回解放されたジャーナリストはバッシングされても当然の振る舞いを過去現在にわたって行ったのだから同情しないが、まだ理解はできる。彼は行きたかったのだ。しかも、少なくとも命を賭けて(殺されるリスクを負って)現地入りしている分、文字通りの自己責任を覚悟していたはずだ。しかし、彼を異常なまでに持ち上げ、擁護し、英雄視する大手メディアの偽善の闇は限りなく深く、理解しがたいものだ。どういう精神構造だろうか。


ちなみに彼が没収されたカメラはどこのカメラかな?3年前だからミラーレスじゃなかっただろうね。


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by oblivion2077 | 2018-10-25 17:40
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