Ai AF Nikkor 35mm f/2Dのピンずれ


50mm f1.4や35mm f1.4等の旧大口径レンズはf開放ではソフトフォーカスレンズのように高解像かつフレアによって柔らかい描写なのだが、AF 35mm f2Dは大口径程では無いが明るいレンズで旧大口径レンズと同じ傾向かと思いきや、ピンずれであった。

そのズレは大きく、D4のAF調整で言うと-10。やはりAF無調整ではこのレンズを正しく評価する事は出来ない。
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しかし、意外なことに色乗りが良いと評判との35mm f2Dよりもあっさり系との評価のシグマではシグマの方が色乗りが良かった。解像問題は決着がついたと思うが、もう少しこのレンズの性格を見極める必要が有るようだ。

後日あらためて試写を繰り返した結果、開放ではややフレアがある。F2.5で消えると言えるがう~ん。開放で遠景はイカンな。神経質もイカン。近景で背景をぼかした人物スナップはOK。アサカメの2001年9月号を読み返してみると108ページにSIC化についての記述があった。96年のAi AFズームニッコール24~120mm F3.5~5.6Dを発売したときに従来のニッコールもSICへリニューアルした。図面を全部引っ張り出してシミュレーションしたという。ニコンの技術者曰く、殆ど新設計だと。

AFニッコールはニッコールの中でも少し不幸な生い立ちがあって、α7000によって急激な一眼レフのAF化の波が押し寄せる中、AFモーターへの負担を軽減する配慮を行いながらの設計が求められ、全群繰り出しなら軽量化の為にレンズ枚数を減らす必要もあった。その為、MFニッコールよりも厳しい条件下で設計された背景がある。このレンズもそういう時代の設計だ。軽い、コンパクト、そして背景をボカせてAFができる。これがメリットのすべて、ということだろう。








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by oblivion2077 | 2018-01-01 02:54
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