ライカ M10の思想

ライカ初のデジカメ M8が登場した際に多くのレビューで指摘されていたのが、あのボディの厚さであった。見慣れたM型ライカのボディラインが野暮ったく見えてしまう。ほんの数ミリの厚みの違いが手に取ったときの感触を別物にしてしまう。液晶や電子基盤を組み込む為の止むを得ない数ミリの厚み増だが、ブランド重視、デザイン重視のライカとしては大きな禍根だった。

デジタルM型ライカとしては、本音はM4あたりの完全再現だろう。本来必要の無い巻き戻しノブに似せたダイアルを配置しているくらいだ。そうなると、やはりM8当時から指摘されていたアノ違和感が再燃してくる。そう、巻き上げレバー。親指が寂しがる、というやつだ。

次は必ずこの巻き上げレバーをデザインに取り込む筈だ。機能は以前に記事にした電源スイッチ位だろうか。所謂、予備角まで引き出すと電源ON。それだけ 。それ以上は可動しなくていい。親指を引っ掛けておけば、カメラボディを容易にホールド出来る。美しいM型ライカのシルエットを損なうあの後付けグリップも必要ない。

最後は私の願望となったが、方便は違っても巻き上げレバーをデザインに取り込む野望は、ブランド重視のライカとしては必然だろう。今回のライカM10でマウント突出という荒業でボディ厚の軽減を達した。ライカの銀塩M型ライカのデザインに対する強いこだわりが証明されたのだ。

日本のニセクラカメには決してマネる事は出来ない"本物"の証だ。


_

[PR]
by oblivion2077 | 2017-01-30 00:25
<< Ai nikkor 50mm ... Nikon F-501 >>