写真を愉しむに

若者の間でフィルムカメラがブームというニュース記事が。数年前にもそういう動きがあって、確かにニコマートとか安価でクラシックなデザインの中古カメラが売れていたようだ。今はFEやFM、F3などに移行しながらフィルムで写真を撮りたいという若者に売れているという話は生で聞いた。しかし、絶対数は少ないと感じるのは私だけではないようだ。

確かに若者でフィルムカメラ好きは居る。新宿の中古カメラ店にも何人か若者が居た。しかし、全体の1~2割で、殆どが50代以上ではないかという風貌の人々で占められていた。しかも、会話内容にドン引きのディープな人々だ。

撮影から現像仕上がりまでのドキドキ。
フィルムの発色や粒状性
一発撮りの緊張感

フィルム撮影での不便さの中に見出したフィルム撮影の良さ。しかし、現在のデジタルカメラの便利さの前では一瞬で吹き飛んでしまう。でも、フィルム撮影の苦労を知らない若者は、苦労を苦労と思わず愉しみとして受け止めているのだろう。

いやと言うほど不便を強いられてきた経験を経てのデジタルカメラ
便利なデジタルカメラが当然な中でのあえて不便なフィルムカメラ

若いって良いね、と思う一方で、上記の3つのフィルム撮影をする動機が中古カメラを売りたい大人たちのこじつけをそのままトレースしているのが気になるところ。

フィルムにこだわる理由で唯一納得したものは「フィルムの感光剤に光が当たることより絵を描く手法そのもの」に芸術性を見出すというもの。水性絵の具、油性絵の具、テンペラ、モザイク、墨・・・。多く芸術はその手法そのものが芸術であるように、銀塩フィルムを使って風景を定着させるという手法そのものにこだわりを持つのはその範疇だろう。

芸術論はさておき、D4でなくてもD3200でもフルスペックで撮影に望める良い時代なので、撮った後1週間ほどドキドキしたり、失敗によるコスト増に緊張するよりも、カメラの仕組みをしっかり把握してコントロールしながら自由にたくさん撮影するほうが、おじさんは楽しい。

お、でもフィルムの値上げがあいついでいるけれども、リバーサルは昔と変わらないそうだ。
いっちょやってみるか?!
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by oblivion2077 | 2015-09-03 16:30
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