Nikon F4s

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ニコンのF一桁シリーズは奇数が優れ偶数は恵まれないと言われているが、本当はどうだろうか。

奇数組
Fは初代でプロ用カメラとしての地位を築いたので文句無しだろう。
F3は報道のニコンの名を欲しいままにし、プロにも長く愛されロングセラー。
F5は最後のプロ用銀塩カメラとして歴史に名を残す。

では偶数組は
F2は名機Fの後継として更に強化されたメカでプロの信頼を更に高めた。
F4は新時代のAF機として、またモードラ内蔵の電子カメラとして全てを備えた意欲作。
F6は長いニコンのフィルムカメラ史を締めくくる最後の銀塩カメラ。

こうしてみるとどの世代もその時代の技術を背景に最高のレベルで誕生したという事がわかる。

・・・・わかるんだけど、やはりF4は少し不幸な時代に生まれた。
F4が生まれた時代はAF黎明期。この頃のカメラは発売されるあらゆる機種が試作機のようなものばかりであった。その中で発売から5年以上戦えるカメラとならなければならない使命を帯びたニコンF一桁フラッグシップとして開発されたF4。しかも、時代の最先端となる使命と強度な保守性を持つプロどもの間で板挟みになっていた。Fの前にF2は否定され、その後実証で徐々に浸透。F3はプロ機にAE搭載が議論を呼んだ。その流れの延長上にF4が生まれたのだ。

そんな時代だから、全自動のAF機でありながらシャッターダイアルや巻き戻しクランクを備える。それでいて外装はプラスチックなので使い込むと安っぽくなる。デザイン的には今となってはむしろ新鮮な印象を受け、趣味カメラとしては楽しめる。しかし、プラはやっぱりウケが悪い。トドのつまりはこのプラ外装がF4の評価を下げる最大の原因だ。

しかし、F4の性能、機能は素晴らしく、AFもボディ内モーターが強力で合焦までのトルクフルな動きにストレス無し。ファインダーもキレがありAF機ながらMFも完璧にこなす。優れたカメラであることはだれも異論はないだろう。
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by oblivion2077 | 2014-08-22 01:02
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