本物

a0304647_23493058.jpg
クラシカルなデザインのカメラが増えてきているが、nikon Dfも含めてどの機種もピンと来ない。ピンと来ない理由は明確で、どの機種もクラシックカメラのデザインのパクリというか、劣化コピーに過ぎないからだ。いわばクラカメの偽物なのだ。

唯一、クラカメの現代版で本物がある。それは、悔しいがライカと言わざるを得ない。M5で失敗し、一眼レフの時代についていけず、M6、M7と実質同じカメラを造り続け、ブランドだけで生き残っていたカメラだけあってデジタルでもM型ライカを引き継いだ。この事によって「本物のクラカメ」と認識しうる素地が出来たのだ。こんな事が出来たのはそうせざるを得ない事情を抱えたライカしかできなかった。

しかし、かつてのように現代電子カメラとクラカメをフィルムという共通の記録媒体で共用できた時代は過ぎた今、クラカメに代わる存在を見出したい需要はある。多彩な撮影シーンに完璧に対応できる現代デジタルカメラだけでは趣味のカメラ、趣味の写真撮影の需要は満たせない。しかし、現在販売されているニセクラカメは満足できず、ライカはべらぼうに高い。M9クラスだと100万コースかな。なんとかならないか、というところにDfが発売されたが、やはりニセクラカメでコレジャナイ感が満載であった。

ライカはその強力なブランド力を背景に新たなマウントも立ち上げて攻勢をかけている。一方でニコンもキヤノンもブランド力はあるがそれは実用カメラの実績としての信頼がブランドを構成しており、更なる付加価値という意味では弱いブランドだ。ライカのような歴史やデザインで構築されたブランド力を付加するには、やはり「本物」が必要となる。本物のクラカメデジタルカメラ。それはライカを見習うほかない。

ニコンはライカを劣勢に追いやった歴史的カメラを保有している。ニコン F。これをライカM9と同様に現代版としてブラッシュアップされたFとして発売する。もちろん機種の名称もF。デザインもそのままFのものを採用し、真鍮外装でブラックペイントで当時の質感を再現する。ここまですれば本物と認識できるだろう。

これによってFの伝統を現代に受け継ぐという物語をブランドに織り込ませることが出来る。
[PR]
by oblivion2077 | 2014-07-20 01:03
<< Nikon F2 eyelevel Nikon F3 with n... >>