囚われの身

花見シーズンも終わりだけれども、期間中はいくつかのお花見スポット、観光スポットへ出かける事ができた。デジタルカメラ市場もかなり成熟して、観光客の持つカメラも多様化している。DSLRを持つ老若男女、ミラーレスやコンデジも有り。

フィルムカメラは少数で、フィルムカメラを使う人の殆どはご老人。手に持つのはコンパクトカメラで、デジタルカメラを使えない為に古いコンパクトカメラを使い続けているようだ。中古市場で老人向けの需要があって、カメラマニアの関心外の機種が売れたりするものだ。フィルムカメラを使う人で唯一、蛇腹の折り畳みカメラ(たぶんレチナか何か)を着物姿のおっちゃんが使いにくそうに(しかし楽しそうに)使っていた。

普通のクラカメは全く無し。これはこれでさみしいもんだね。
多くの人がカメラを持っていたが、ほとんどがニコンとキャノンだけど、気になるあの機種は全く見かけなかった。

その気になるが全く見かけなかった機種を思いがけない場所で目撃した。その場所は・・・ウム。大手家電量販店のカメラ売り場。しかも、その気になる機種の展示品の前である。その男は肥満体であった。髪は長髪でひげ面。上下デニムを着込んでおり、目に染みる程の青さ。肥満体を揺らしながら歩き、動きやすくする為か、着込んだデニムのサイズは大きく、歩くたびに揺れている。その男の首にNikon Dfシルバーがぶら下がっていたのだ。

囚われの身となったDfのストラップは短いのか、それとも男の首が太いのか、短く見える。男の胸、丁度心臓の上あたりにDfは位置していた。男はDf展示品の横にあるD610やD800のファインダーを除いては連射している。不思議なオーラを放つ男の横で、もちろん、私もカバンの中にはNikon 1 V1を忍ばせている。いつでもカバンから取り出して応戦する用意はあるのだ。しかし、なぜ男はDfを首からぶら下げてカメラ売り場をのし歩いているのか。

Dfユーザーを初めて見たが、運が悪かったのか良かったのかわからないが、すごいものを見た気分であった。同時に、男の首に囚われたDfの事が心配になるのであった。
[PR]
by oblivion2077 | 2014-04-24 14:18
<< FMの優れたデザイン Nikon 1 V1の撮影作法 >>