PENTAXの再生起爆剤

立体写真での立体視は立体物を左右の目で見て立体視するのと異なって、あくまで平面を脳内で合成するので完全な立体には見えない。視差や画角によっては違和感が大きくなる事もある。撮影距離によって相対的な視差が変化してそれが違和感につながる事もある。しかし、それでも立体視は楽しいのだ。

写真が平面である為にしかし立体を写し撮りたいという欲求はあって、絞りを開けて背景をぼかしてみたり、望遠の圧縮効果を使ったり、超広角のパースペクティブ強調効果を狙ったりする。もちろん、遠近法に基づいた構図で奥行き感を出したりする。そんな工夫でも写真として成立し難い構図というか被写体があって、例えば木の枝が多く重なって、更に複数の種類の木がごちゃごちゃに生育しているそのごちゃごちゃした枝の重なりを撮っても画になりにくい。ごちゃごちゃを背景に手前に花芽などを主題にするにはいいのだろうけど、ごちゃごちゃそのものは平面では多数の線が交錯したわけのわからない状態に見える。これを立体写真で見ると複雑な奥行きを持った見ごたえある画となる。

逆にシンプルすぎて面白味のない構図でも、距離情報が加わる事で成立する構図もあって、なんてことは無い庭園の生垣を斜め上から写してみても生垣と地面の2面が立体交差する様が画面に活力を吹き込む。目で見て楽しいのに写真に撮って後で見てがっかり、というケースの中には平面にしてしまうと魅力が失われる被写体や構図であることが多くある。ベテランカメラマンなどはそういう被写体は予め避けるし、それなりに見えるような技巧で撮影するがあくまでそれなりだ。そういった世界のあらゆる事象から写真向きでないとされる場面や被写体という失地の回復を立体写真が実現してくれるのだ。

その立体写真がペンタックス ステレオアダプターとフォトショップのバッチ処理で簡単に実現できる。

後は手軽な鑑賞方法だが、スマホかタブレットで見るのが楽ちんである。誰か左右の画像を画像拡大時に連動させて立体視が破綻しないようなアプリを造ってほしいね。拡大すると左右の同じ部分が拡大されて視差が保たれる。

ペンタックスさん、お願いします。ついでにゆがみ補正もしてくれたらめちゃくちゃ売れるんとちゃいます?
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by oblivion2077 | 2014-04-08 16:21
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