Nikon F2メンテナンス

加水分解してボロボロになり、乾燥してカサカサになって崩れ落ちたモルトプレーン。80年代に新素材として多用されたモルトプレンだけれども、湿度の高い日本の気候には勝てずベトベトボロボロになるケースが多数。特にスピーカーのエッジに使用され、エッジ破れでジャンクとなった高級スピーカーも多数あった。モルトのエッジ以外は問題ないのでエッジ補修すればお買い得だったりするわけ。中古カメラにも同様な事が言え、モルトが腐って汚くなった為に捨て値で売れらている、その実モルト以外は状態が良いものはお買い得なのだ。

先日購入したF2フォトミックも、傷らしいキズも無く、ペンタプリズムの銀剥がれも見当たらない。ミラーも劣化したモルトによる汚れはあるものの拭き傷無く、十分に清掃で蘇る事が出来る状態。しかし、パッと見は汚くて臭くて、擬革も茶色く薄汚れて触りたくない感じ。裏蓋を開けると粉上になった劣化モルトが舞う。巻き上げも固くゴリゴリとする。場合によってはスローガバナーが粘ってスローシャッターが切れない事もある。それでもリカバリー可能なのでジャンク価格なら断然お買い得なのだ。
逆にそんな汚い状態でも直せば使えるから、という理由かどうかわからないが、普通の値段の場合もあるので気を付けるべし。中古カメラは購入前の状態チェックに手を抜いてはならない。2つ同じカメラが並んで価格が異なっている場合、価格の高い方が状態が良い印、と思ってはならない。最後は自分の目で確認して納得するかどうかなのだ。

そうやって、あれこれ検討して選別してお買い得なブツを発見できればカメラ道楽もコスト削減ができる。ただし、常にアンテナを張って、無駄足を惜しまず、何度か失敗をしながらなので、かなり時間的なリソースは喰う。つまり、見えないコストがかかっているのでお買い得なブツに出会えるまでに別な形で費用が掛かっているということなのだ。

まああれだ、パチンカーがパチンコで勝った話しかしないのに似ている。掘り出し物を見つけた話は得意になって話すが、はずれを引いたり修理に失敗してオジャンにした話はしたがらないのだ。安物買いの銭失いになる事も実際はしばしばで、品定めから購入し修理清掃するなどすべての行為を「好き」でなければ割には合わない。経済活動として成り立たないのだ。パチンカスのようなものなのだ(自虐)
最近ではヤフオクなどでカメラ好きでもない連中が小銭稼ぎの手段として中古カメラの粗悪品を流している噂も絶えない。田舎では中古カメラを扱う店舗が殆どないのでネットに依存するのだが、オークションは極端に安い為に罠に陥りやすい。ギャンブルみたいなものだ、という事を認識すべきなのだ。

ん、やっぱりパチンカーと同じか。
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by oblivion2077 | 2014-04-04 17:51
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