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再び猫を撮る

全猫の去勢が実施された男木島には足が向く事は無かった。2年に亘って訪れた男木島で島の風景と猫たちに愛着が湧いていたところだったので、悩みに悩んだのだが、結論としてはやはり耳に切り欠きを入れられた猫だちを見るに忍びない気持ちが大きく、男木島へ行くことを断念したのだ。2016年春に去勢され、冬を越えるたびに頭数は減少し、最終的に男木島からは猫が居なくなる。

去勢から逃れた猫や島外から持ち込まれる猫がいない限りは。

しかしながら猫に会いたいという気持ちは募るばかり。そこで、2017年は別の猫島に行くこととした。まだ、NPOによる去勢が実行されていない手付かずの猫島。男木島と同じ香川県の佐柳島だ。ここも、某有名動物カメラマンが猫写真を撮ったことで有名となった。ここには東京を始め全国から猫目当ての観光客が来ているようだ。

佐柳島の猫は男木島の猫にくらべて単独行動が多い。群れても数匹だし、2~3匹がせいぜいだ。積極的に近寄ってくるでもなく、かといって逃げるでもなく。程よい距離を取っているのが佐柳島の猫なのだ。だから、レンズは50~200mmと標準以上のレンズが使いやすい。その日は男木島の経験から20mmも持参していたが、1枚撮ったきりで殆どを50mmと85mmで撮ったのだ。

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さて、島の状況だが、佐柳島は猫を観光資源としてアピールしているので、いきなりNPOが乗り込んで絶滅させることは無いとは思うが、実際はどうだろうか。猫の島をアピールする看板はあるけれども、男木島同様に観光施設が無く、島にお金を落とす機会が全く無かった。事前に飲食店が無い事を確認していたので、やはり島外で食料を用意して持ち込んだのだった。また、島の猫たちの栄養状況は悪く、痩せた猫が多かった。栄養失調の為か、病気持ちの猫も複数いたのだ。そういえば男木島で見たような餌やりしているような島民も居なかったし、観光客も餌を持参している様子は無かった。

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猫好きとしては末永く続いてほしい猫島。入島税としていくらか徴収しても良いと思う。巨大な猫カフェと思えばひとり1,000円は出せるかもしれない。それなら島民にも恩恵があり、かつ猫たちを世話する費用も賄えよう。NPOによる絶滅も回避できるだろう。

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by oblivion2077 | 2017-06-07 17:52

猫を撮る

2015年春と2016年春の2回、猫に会う為に香川県の男木島を訪れた。そこは猫好きにはパラダイスのような場所で、そこかしこに猫が居た。尾道を想起させる細い坂道と密集した古い家々もステキであるが、そこに瀬戸内海を望む風景がプラスされる。尾道も海に面しているが海峡だし、向島が近いのだ。男木島の美しいロケーションに猫がたくさんいるのだから自ずとシャッター回数も増える。

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フェリー乗り場から少し離れた漁港と島の中腹にある神社には猫ダマリ。たくさんの猫たちが日向ぼっこしており、人懐っこく集団で近づいてくる。だから、レンズは20mm~35mmくらいがメインとなる。特に20mmで猫にグッと寄ればフレンドリーな男木島の猫を親近感タップリに捉える事ができる。

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もちろん、美しい瀬戸内海を背景にした男木島の風景も十分に写り込む。

そんな男木島を訪れて気になったことは、男木島でお金を使う場所が無い事。釣り人向けの民宿はあるけど、食事をする場所も殆ど無かった。だから、2度目の時はコンビニで買ったおにぎりを持参することとなったのだが、島民にとって何のメリットも無い猫島ブームは長続きしないのではないか、と不安になったのだ。お金についてはもちろんだが、島の文化としても猫と共存するものが育っていないようだった。つまり、水揚げした魚をネズミなどから守る為に猫と共存してきた、というような歴史は無いように見受けられた。

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その不安が的中し、2回目に訪れてほどなくして、NPO団体による男木島の全猫強制去勢が実施され、去勢済みの印として猫の耳に切り欠きを入れた。島という閉じた世界では全猫の去勢は絶滅を意味するけれども、サクラねこ(耳の切り欠きを桜の花びらに見立てている)プロジェクトと呼ばれ、島民と猫との共存として実施された。

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色々と考え方はあると思うが、去勢されて耳に切り欠きを施された猫を見るに忍びなく思えて2017年は男木島を訪れる事はなかった。



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by oblivion2077 | 2017-06-05 17:25