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ライカ M10の思想

ライカ初のデジカメ M8が登場した際に多くのレビューで指摘されていたのが、あのボディの厚さであった。見慣れたM型ライカのボディラインが野暮ったく見えてしまう。ほんの数ミリの厚みの違いが手に取ったときの感触を別物にしてしまう。液晶や電子基盤を組み込む為の止むを得ない数ミリの厚み増だが、ブランド重視、デザイン重視のライカとしては大きな禍根だった。

デジタルM型ライカとしては、本音はM4あたりの完全再現だろう。本来必要の無い巻き戻しノブに似せたダイアルを配置しているくらいだ。そうなると、やはりM8当時から指摘されていたアノ違和感が再燃してくる。そう、巻き上げレバー。親指が寂しがる、というやつだ。

次は必ずこの巻き上げレバーをデザインに取り込む筈だ。機能は以前に記事にした電源スイッチ位だろうか。所謂、予備角まで引き出すと電源ON。それだけ 。それ以上は可動しなくていい。親指を引っ掛けておけば、カメラボディを容易にホールド出来る。美しいM型ライカのシルエットを損なうあの後付けグリップも必要ない。

最後は私の願望となったが、方便は違っても巻き上げレバーをデザインに取り込む野望は、ブランド重視のライカとしては必然だろう。今回のライカM10でマウント突出という荒業でボディ厚の軽減を達した。ライカの銀塩M型ライカのデザインに対する強いこだわりが証明されたのだ。

日本のニセクラカメには決してマネる事は出来ない"本物"の証だ。


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by oblivion2077 | 2017-01-30 00:25

Nikon F-501

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最先端のニコンD5に繋がるニコン初のオートフォーカス一眼レフ。(ニコンF3AFは除く)

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AF機として余り評価されなかったし、デザインも当時としても前時代的であったが、さすがにニコン 。造りは非常に丁寧だ。
大ブレイクしていたミノルタα7000の(当時のシドミードっぽい)直線的で未来的デザインの影響を受けている。
特にレンズのデザインは顕著で、後にAiニッコールを意識したNEWタイプのデザインに戻した。

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レンズは最初期のAF-nikkorの標準ズームレンズ35~70mm。最新の18~55mmからは想像も出来ないほどの高い質感で、フォーカスリングやズームリングは適度な粘りを持ち、動きは滑らかで心地よい。このクオリティーでも、当時は非難を受けたのだ。

ニコン初のワインダー内蔵のF-301をAF化したF-501。F-501を見越したF-301だろうけれどもね。いずれにせよ、ワインダー内蔵で巻き上げレバーが無くなった。
このことにより、カメラボディ前側に突出するグリップも常設されるようになり、時代と共に大きくなった。
この大きな突出したグリップはあの小さな巻上げレバーを廃したことによるホールド性低下を補完する為なのだ。

カメラ低部にバッテリーを置くのは現代のDSLRも見習ってグリップを無くしてボディを薄くして欲しい。





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by oblivion2077 | 2017-01-29 22:59