<   2016年 04月 ( 6 )   > この月の画像一覧

Nikon F Photomic

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Nikon Fに露出計を搭載した初めてのファインダーがこのF Photomic。TTLではなく外光式なので集光レンズ付きの露出計がファインダー前面に見える。

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Fのフォトミックシリーズの中で最も好きなファインダーで、その魅力はF用モータードライブF-36に共通する。開発ラボから試作のまま登場したような実用本位の形状。機能美を湛えた現代に無いデザインだ。
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しかし、なぜだか中古市場ではFフォトミックは人気が無かった。おかげで数台のFフォトミックを安価に入手できたのだが、何か釈然としない。本当に市場はこのFフォトミックの魅力を理解した上でソッポを向いているのか。

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カッコイイと思うのだがな・・・。




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by oblivion2077 | 2016-04-26 23:33

成熟したエントリクラスモデル

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家族写真を撮るために取り敢えずエントリーモデルを購入し、そこから写真に興味を持ち始めると上位モデルが欲しくなる。それは昔からある現象で、キヤノンAE-1を買って、次にA-1が欲しくなる
NewF-1は高嶺の花でカタログを眺めるだけ。写真を撮り始めた下手くそな自分がより上位モデルを使えばより良い写真が撮れるはず、と思い込んだ。確かに、上位モデルは撮影可能領域を広げてくれる機能、性能を持っていた。漠然と写真を撮りたいと思うだけで、どういう写真が撮りたいか固まっていないので、可能性を広げたいという潜在的な思いも上位機種を望む理由だろう。

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気ままにスナップを撮るような写真行為をD3300のようなエントリーモデルは軽快にしてくれる。写真のスタイルが固まればどんなカメラが自分に必要か見えてくる。鳥も星もやらない。ならば・・・。

AE-1よりもずっと高機能なD3300はAE-1よりずっと撮影可能領域が広い。秒間5コマで連写も可能だしAFも11点。初心者が思っているほど言い訳が出来る機種ではない。だから、上位ボディを望むよりレンズの幅を広げていく方が賢い。

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D3300は高機能・高性能であると知ればそれだけで写真行為が楽しくなるはず。
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by oblivion2077 | 2016-04-25 23:34

D3300 with Nikkor Auto 35mm F1.4

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紫外線LEDライトにより黄変を緩和させたNikkor Auto 35mm F1.4をNikonD3300に装着させてマニュアルフォーカスとマニュアル露出で使用。マグニアイピース1.44倍でMFもなんとかこなすことが出来る。撮影当日の天気は曇りなので日陰や室内に入らない限りはどこを向いても光量は同じ。一度露出を決めると殆ど露出を変える必要がないので楽ちんだ。

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35mmレンズをDXフォーマットで使うとFX換算で画角は50mm相当となる。厳密には52.5mmだけどね。標準レンズの自然なパースペクティブで撮影ができる。MFのニッコール35mm F1.4を使うなら開放f1.4でなければ意味がない。開放でパチパチ気になったものを撮る。

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MFのコツはピントの山を見極めるためにピントリングを素早く前後に何度か往復させること。ボケてはピントが合い、そしてまたボケていく。このスピードとミントリングを回すスピードを以ってピントの山を掴んで追い込んでいく。

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D4に比べてファインダー像にキレがないのはマグニアイピースで無理やり拡大しているから。できれば美しいファインダー像のD4でMFしたいが、非Aiのオートニッコールを使用したい時や軽快に行きたい時はD3300でも楽しくMFできる。限定で良いのでD3300をMF、MEのみ、スピードライトを降ろしてファインダーだけD500並みのマニュアル機があればもっと楽しめるはず。

Nikkor Auto 35mm F1.4で撮影した写真は黄変とコマフレアでの滲みがあって絵画調の描写。克明に高解像で描写するのも良いけど被写体によっては高解像は無粋な感じになる。55mm F1.2と同様、被写体によっては現代レンズには無い描写を得る事が出来るので手放せないレンズだ。



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by oblivion2077 | 2016-04-25 00:14

Canon F-1 with モータードライブ

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Canon F-1。いわゆる旧F-1だが、ニコンの世代でいうとF2と同期にあたる。キヤノンがプロ用システム一眼レフとしてニコンを参考に制作販売した、当時のキヤノンのフラッグシップ機だが、ニコン F2に比べると大きく見劣りする性能と質感だ。
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各部パーツの形状、操作の感触。フィルム巻き上げもゴリゴリしている。ただし、疑革の使わないシンプルでエッジの効いたF-1のペンタデザインは好きだ。
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ニコンF2用のMD2は本格的なモータードライブ時代の到来を予見させる高性能と洗練されたデザインであったが、キヤノンのF-1用モータードライブは試作品がそのまま発売されたような印象。
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同じ試作機のようだったニコンF用MDのF36が持っている無骨なカッコ良さはキヤノンには微塵もなく、間延びしたセンスのかけらもない退屈なデザインだ。
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ただ、あまり数が出ていないようで、探すのに苦労した。購入して現物を見るまではF36のようなものを期待していたが見事に裏切られた。旧ソ連のブランを思い起こさせる。
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by oblivion2077 | 2016-04-09 02:12

Nikkor Auto 105mm F2.5 C

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MFニッコールの中望遠は一般的な100mmではなく105mm。かつて単焦点が主流であったとき、広角から望遠までのラインナップは、もちろん単焦点で構成されるのだが、大口径の上位レンズと普及レンズがあった。50mmで言えばF1.4が上位、F2が普及レンズ。105mmではF2.5が普及レンズにあたる。

105mmは100mmに対して5mm長くF2.8に対してちょっとだけ明るいF2.5。そんな微妙さが気を引く。最初に購入したオートニッコールは135mm F3.5だったが105mm F2.5は兄弟のようなレンズ。Ai Nikkor 105mm F2.5を先に購入し、その素晴らしさに惹かれて同じ光学系のオートニッコールも購入。更には初期タイプも入手する。これは光学系が若干異なる。

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先日のニッコール-N オート 35mm F1.4と似ている。そう、35mm F1.4を購入した時、既視感が強かったのだが、あらためて105mmを見て「これか」と納得。35mmも105mmも均整の取れた優れたデザインだ。
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by oblivion2077 | 2016-04-09 01:47

NIKKOR-N auto 1:1.4 f=35mm Nippon Kogaku Japan

35mm F1.4に興味を持ったのはサンダー平山氏の雑誌記事がきっかけであった。その35mm F1.4はミノルタのレンズで、開放でのキレとボケが素晴らしいとの評価で50mmとは違った自然な画角も評価されていた。
その頃の私の認識では35mmはF2.8が普通で絞って使うものだったので開放F1.4なんて金持ちの道楽だと思っていた。その35mmにおいて35mm F1.4の大口径広角を積極的に評価した記事を読んで軽く衝撃を受けたものだった。

そんなだから当時はミノルタの35mm F1.4が欲しくてたまらなかった。だけど、ミノルタには欲しいボディがないので諦め半分だった。

しばらくして写真から離れていたのだが、デジカメとの出会いで再燃。並行してNikon F2を入手すると中古カメラやレンズの収集にハマる。そんな中でNikkor 35mm F1.4の評価にネットで触れる事があった。開放F1.4の描写に強い個性があってカリカリに解像しているのにふわっとベールを纏う。普通に見ればソフトフォーカスレンズだけど、あくまで大口径球面レンズの過剰補正によるフワフワ描写なのだ。
しかし、1段絞ればフワフワが消え、キレッキレのシャープな像となる。このサンプル写真がネットに上がっていて、ミノルタの記事とは真逆の衝撃を受けたのだ。それ以来、ニッコールの35mm F1.4を狙うわけだが当時はまだ現役感があって中古でも4~5万の値段だった。ノクト再来と言われたF-S 35mm F1.4Gの発売後は旧品、旧世代となるのだが、当時はMFレンズだけどニッコール35mm大口径ではオンリーワンの存在だったのだ。

しばらくして縁があってかAi Nikkor 35mm F1.4sを入手。SICの9枚絞りであった。開放のポワポワな描写は噂通りであることが確認できた。Ai Nikkor 35mm F1.4sの鏡胴デザインは洗練されていて全くスキがない。大きな前玉、後玉が52mmフィルター枠いっぱいに収まっているのも圧巻だが、微妙なテーパーがかかったピントリングはシャープさとボリューム感を兼ね備えた絶妙なバランスで、このレンズを使えばハイセンスな写真が約束される、そんな妄想も成り立つ優れたデザイン。
でも、結局もったいなくて持ち出すより眺めていることの方が多いレンズなのだった。

こんな素晴らしいレンズを所有してもなお、気になる存在があった。
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それは、元祖ニッコール35mm F1.4である ニッコール N オート 35mm F1.4なのだ。あの美しいAi-sのピントリングがオートニッコールのブコツな金属ローレットに置き換わる。武骨な中にあのフルートに刻まれた滑り止めの溝の規則性が工作精度の高さを彷彿とさせる。そして、古いガラス材ゆえに黄変しているが現代では製造不可能なアトムレンズの優れた性能。何か物語めいていて、洗練されたAi-sとは真逆の魅力を持つオートニッコールの35mm F1.4が欲しかった。

でもオートニッコールの35mm F1.4は我が環境下では見かけない。ネットでもあの黄変のせいか、見かけない。ヤフオクはウサンクサイのでやりたくない。よって、何年も探すこととなる。探し疲れて探すのを忘れたのだった。

探すのをやめた時、見つかる事も良くある話という歌詞を思い出すが、本当に不意に出会った。

初期ロットの9枚羽モノコートのオートニッコール。しかも思いっきり黄変している。
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激しい黄変の為か、最近高騰気味のオートニッコールの半額以下で売っていた。しばらく銀塩カメラやMFレンズから遠ざかっていたが、これを見てしまったのが運の尽き。5分後には買い物袋の中だった。

その後、D3300に装着してファインダーを覗くと写欲が吹っ飛ぶ濃い黄色のファインダー像。遙か以前にどこかのサイトで読んだ黄変の除去方法を思い出した。黄変は改善できると。

購入時にはオートホワイトバランスだから何とかなるのでは、と思って買ったのだが、実際にファインダーを覗くとそんな淡い希望も木っ端みじん。試写した写真も補正しきれないほど黄色い事が証明される始末。なんとかせにゃ、となった。そこで、いろいろと調べると、紫外線が良いらしい。なんでもネイルアート用の紫外線ライトボックスに放り込んで放置すればきれいになるという。しかし、そのためだけに機材をそろえるのも腑に落ちない。よそのサイトでは日光浴を勧めている。日光に含まれる紫外線を利用するのだ。これならタダやんけ、と期待を持つ。日光による加熱に気をつけながら5~6時間日光をあびせたなら、少し黄色みが薄くなる。レンズの日光浴は時間がかかるし気を遣う。太陽の方向に向け続けるのが手間だし、加熱によるバルサム剥がれも怖い。

そうだ、紫外線ランプを買えばいいんじゃないか。

ライトボックスのような大掛かりなものでもなくて、熱帯魚用蛍光灯や電球型の紫外線ライトが昔からあったはず。早速ネットで探すと、便利なものがあった。

UV-LEDライト。ハンディライトかつ中国製なので安くてコンパクト。多くはレジンの硬化用に購入しているようだが、きちんと固まるという。ということは本当に紫外線を発していると判断。安い中国製を購入したのだった(これっきり使わないものにコストをかけたくなかった)。

手鏡の上に前玉を下にしてレンズを立てる。絞りはもちろん開放。エンドキャップを外して後玉を露出させる。安いコンパクトハンディライトの直径が丁度レンズの後玉と同じだったのでここに照射面を密着させて発光させる。UVライトの光は後玉から入射し鏡胴内を満たし、前玉を通り、下の鏡に反射。再び前玉から入射し鏡胴内を照らす。これによってUVライトの紫外線を余すことなくレンズエレメントに照射ができると考えたのだ。可視光線もかなり出ているので肝心の紫外線が弱い可能性があるので、その対策だ。
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2時間くらい紫外線に曝露させていたら、スッキリ透明感が回復している。完全に黄色かぶりは取り除けないが、ファインダーを覗いても気にならない。写真を撮ってもオートホワイトバランスで補正可能だ。ただ、放射線を発しているので気をつけなければ。




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by oblivion2077 | 2016-04-07 01:04