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「F1.2」というフィルター

nikkor s auto 55mm F1.2を開放のF1.2で撮影するとコマ収差でフレアが生じ、薄いベールがかかったようなソフトフォーカスで撮影した感じの描写になる。更に周辺光量の低下が著しく周辺でガクンと暗くなる。
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少し絞ると途端に普通のレンズのようなシャープな描写となる。これはF2.8。
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noct nikkor 58mm F1.2が再ブレークしてかなり高騰しているような。58mm F1.4Gも好評だし。そうしたどこまでもハッキリ写り、ボケも美しい現代レンズも好きだけれども、一方で絵画的な描写をしてくれる収差たっぷりなレンズも楽しい。絞ればシャープになるので実用もOK。

オートニッコール 55mm F1.2でなくてもオートニッコール 50mm F1.4も同じようにフレアが盛大にでるんだけれども、F1.2ってところが撮る側も観る側にも何かしら情緒に影響を与えると思うのだ。以前に書いた、ズミクロンとかのレンズの名前が情緒に訴えるように。無味簡素なニコンのレンズ名にはF1.2の表記も重要なのだ。

オートニッコール 55mm F1.2は、開放F1.2というフィルターを備えたレンズだと思っている。
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by oblivion2077 | 2015-02-22 23:09

minolta SRT101 BlackPaint

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弁当箱のようなボディに小さめのペンタ。現代の多分割測光の走りであるCLC。シルキータッチの巻き上げ。SRT101は普及クラスの一眼レフとしてヒットし、中古市場でもメジャーな存在。

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しかしブラックボディはシルバーに比べて少ない。まだブラックボディがシルバーボディに比べて高い価格設定だったころのカメラだからだろう。シルバーのSRT101を購入し、その魅力に気が付いたら黒が欲しくなってシルバーの倍くらいの値段で購入した。もう5年くらい前かな。

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後期のボディだったのでネジはプラスになっていた。エプロン下の2本の大きなネジがプラスネジだと興ざめなので、ジャンクのシルバーボディを購入してマイナスネジに交換したのだ。マイナスネジはもはやカメラに使われることの無い高級パーツ。デザイン優先のニコンDfでさえ、エプロン部にプラスネジがドーンと使われて大量生産品であることを堂々と主張している。マイナスネジはライカくらいしか採用していない。

マイナスネジはかつて普通のネジだったが、生産性の効率からプラスネジに取って代わられた。

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旧字体のミノルタロゴがカッコイイ。何度も言うがライカに代表されるように刻印はデザイン上、重要だ。コニカミノルタのロゴがペンタ部にプリントされたカメラの悲惨さは筆舌に尽くしがたい。

結果的にソニーに売却されて再興を果たしたミノルタカメラ部門だけれども、コニカもミノルタも創業の魂を捨て、器としての会社存続を図った。利益追求が企業の本分なので仕方がないとはいえ、一方でその事で今までのミノルタファン、コニカファンから後ろ指を差される事も世の理だ。

仕事場にあるコニカミノルタの複合機を見る度に哀しい思いがこみ上げる。

かつて、ミノルタはSRT101を生産したという偉業を成し遂げた企業だったのだ。
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by oblivion2077 | 2015-02-08 22:10