<   2014年 12月 ( 7 )   > この月の画像一覧

CONTAX G1の質感

少し前にFUJIFILM X100Tの洗練度を書いたが、X100Tにはまだまだ問題が多い。デザインや質感を愉しむ役割を担うには遠く及ばない。そんな状況だが、同じレンジファインダー機でコンタックスから販売されていたG1の質感やデザインは今後の製品に参考になるだろう。

a0304647_23375155.jpg
非常にシンプルな面と曲線で構成されていて飽きが来ないデザイン。疑革を貼るところをチタンのプレートにする事でライカと印象を大きく変える事に成功している。また、クラシカルな印象をぬぐい、現代的なテイストを加える事にも貢献している。

a0304647_2337243.jpg
軍艦部にあるダイアル類も機能を欲張っていない為にシンプルになっている。ダイアルのデザインも精細な文字で精密感を演出している。
a0304647_2337224.jpg
しかし、京セラのカメラは見せかけが上手い事の裏返しとして中のメカがチープだったりする。かつてのフラッグシップ機のRTSは実質中身はヤシカFRIだと言われているし、分解した人の話ではかなり華奢であったという。このG1も外装はチタンを纏っているが中は樹脂パーツが多様されており、、ニッチなレンジファインダーAF機を商売として成立させるためかかなりコストダウンしている。コンタックスブランド+チタン素材で見栄を張る必要があったのだろう。

ともあれ、質感を良く見せる技は優れていた。各メーカーは大いに見習うところがあるのではないか。
[PR]
by oblivion2077 | 2014-12-21 23:56

Nikon F2 巻き戻しクランク

a0304647_12534737.jpg

[PR]
by oblivion2077 | 2014-12-11 23:10

Nikon F3

a0304647_15592925.jpg
ニコンと言えばF3だった。かつて80年代、報道のニコンとしてF3は、とりわけF3Pは世界で活躍し、学生の立場にあっては垂涎の的であった。時は冷戦。89年ベルリンの壁崩壊から90年初頭で冷戦終結。F3は激動の歴史を見つめてきたのだ。

このF3のボディに採用された赤いラインがニコンのカメラとして共通の意匠となり、現代のDSLRにも形を変えながら継承されている。

黒に赤は映えるよね。また昔話で恐縮だが、かつての社会主義国チェコスロバキアで生産されたCz75に赤いグリップを装着したのはフォトライターのイチローナガタ氏。そう、昔はカタカナのイチローと言えばイチローナガタだった。このCz75と赤いグリップの組み合わせは衝撃的で、以後、Cz75のグリップが黒色だと違和感でいっぱいになる。

F3。発売当時はあの赤いラインに賛否両論というか、むしろ否定意見が多かったという。保守的なニコンユーザーらしい反応だが、F3はモータードライブ全盛時代のカメラで、専用のモータードライブMD4を装着すると赤いラインは隠れて見えないので皆得心したとかしないとか。

F3の後継機種であるF4が生産終了しても生産され続け、20年のロングランとなった。
[PR]
by oblivion2077 | 2014-12-11 23:00

Fの質感を現代に

a0304647_205352.jpg
エントリークラスのD3200は超高機能で便利。ニコンのDSLRで最も安価な機種でも惜しげもなくフル装備なのだ。そんな時代にあって、やっぱり最後は質感が求められる。

a0304647_23403.jpg
FXのDSLRやDX、ミラーレスにコンデジ。高機能デジカメはもう選び放題。でも、傍に置いておくだけで楽しい、手に持つ感触すら楽しめるカメラの選択肢はほとんどない。

既に市場に溢れているような高機能カメラになる必要はない。撮影に最低限必要なものだけでいい。

そんなカメラをイメージしてコラージュ。
a0304647_245518.jpg


もしこのカメラが発売されても、D4sはもちろん、D810やD610、D750そしてDfの市場を喰うことは無い。むしろ新たな市場が生まれることになるだろう。
[PR]
by oblivion2077 | 2014-12-07 02:28

逆光で撮影

a0304647_2142339.jpg
a0304647_21415650.jpg

[PR]
by oblivion2077 | 2014-12-04 21:42

Nikon F2の塗装剥がれ具合

a0304647_1341437.jpg
a0304647_1312641.jpg
a0304647_1265619.jpg

[PR]
by oblivion2077 | 2014-12-04 01:37

清掃後

a0304647_124133.jpg
ファインダースクリーンとコンデンサーレンズのカビを除去して、劣化してカサカサになったモルトを取り除く。
a0304647_1225858.jpg
わずかに残ったモルトは無水アルコールでふき取る。各部注油して動きもスムーズになった。

確か、ニコン F2フォトミックSは6台目。いや7台目だったかな。手元に残るのはこれを含めて4台。処分しなきゃなあ。


ひっそりと映画「FURY」のネタバレ感想。

期待が大きかったせいか、観ている途中で冷めてしまった。

遺体や身体の損傷描写がグロいが、戦争の悲惨さを伝える為、というよりは中2病的にグロ映像を他人に見せつけて喜ぶ感覚か。なぜなら、グロ描写の一方で主要のキャストが負傷したり死亡してもテレビドラマレベルにきれいなままの遺体だからだ。それに、やたらとBGMが鳴り、無理やり感情を昂ぶらせようとする。

ドイツ姉妹との食事シーンが長い。妹と主人公の米兵青年が仲良くなるのだが、この娘に感情移入させておいてレイプか殺害されるのだろうと想像させる。案の定FURY搭乗の仲間にまわされそうになるがブラピが阻止。しかし、次の村へ移動でFURYに乗り込んだ直後にドイツ軍の爆撃でドイツ娘の住む建物が倒壊。それに気が付いた青年が瓦礫に駆け寄ると瓦礫の山から分かりやすく半身を覗かせながらきれいな姿で死んでいるドイツ娘。青年は泣き叫ぶ。

このシーンが中盤にあり、このドイツ娘の遺体描写に製作者から「ほら判りやすくしてやったぞ」とバカにされたような感覚に陥る。

最後の戦闘はあきれて言葉もない。孤立してキャタピラを地雷に破損されて立ち往生の戦車でパンツァーファーストを携帯したドイツSS部隊300人と戦闘して多数のドイツ兵を殺害。場所は平原の中にある十字路。最初のトラップで攻撃されてもすぐに死角だらけの戦車は袋叩きのはず。だが、なぜか部隊は孤立したシャーマンに万歳突撃を繰り返す。それでも最後は弾が尽きドイツ軍に仕留められるFURY。負傷して戦車内に座り込むブラピの頭上にあるハッチから2つの手りゅう弾が投げ込まれ、足元に転がる。ブラピは爆死するのだが、なんとその遺体にあるキズは転んでできたくらいの小さな傷。大スターの顔をグチャグチャにするにはギャラが足りなかったか。どうせなら顔にススを塗って黒くし、髪を逆立てて口から白い粉を噴き出しながら倒れ込む方が潔い、と思うくらい不自然だ。

極めつけは、主人公の青年が制圧されたFURYの下部の脱出ハッチを開けて戦車下に隠れていた時、ドイツ兵たちが周囲を取り囲む中、一人のSSに発見される。しかし、なぜかそのSSは青年を見逃すのだ。多数の同胞を殺害された直後のその心理も不可解だが、それよりも驚愕なのが、そのSSが手に持つ小さなライトの性能。ペンライトほどの大きさなのに、夜の暗闇の中にある戦車のボディ下を大型懐中電灯並みに照らしだす。しかも、その光の色温度は高く、色は白にちかい。これはまさにLEDハンディライトではないか!!さすがドイツ軍。世界一イイイイというやつか。

しかし、これは脚本と編集と大スターの覚悟が問題で、やりようによってはシビアなテーマの戦争映画になったのではないか、と思いながら観ていた。やるかやられるかの戦場で情けは自分だけでなく仲間も死に追いやるし、劇中の言葉ではないが、理想は平和だが歴史は残酷、その残酷があちこちに転がっているのが戦争で、その残酷さを淡々と描写していたなら無駄にグロい描写も重い意味を持ったのではないか、とうるさいBGMの背景で映し出される戦争描写を何とか脳内で音楽と切り離してみたりした。

当然のように占領した村の女を抱く米兵。無抵抗の捕虜を新兵の教育の為に殺害する上官。

2度と観ることは無い映画だ。
[PR]
by oblivion2077 | 2014-12-01 01:31