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Nikon FE

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Nikon FEは実にF3よりも使いやすかった。フィルム時代には最も長く愛用していたと思う。高機能で便利だったT90に対してシンプルで小さくて軽い。それがFEであった。華奢で弱弱しく、シャッターも最高速1/1000秒で動作もゆるい。絶対に壊れないという信頼もない。しかし、気楽に連れ出せて気負わずシャッターを切る。それをジャマしないシンプルな機能。

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絞り優先AEと中央部重点平均測光、そして露出補正やMEを判断しやすい追針式の露出表示。

これだけ。
何の不満も無かった。

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2代目のFE2が一時的に人気が出て中古価格が新品価格を上回る高騰を見せた事があるけど、FE2のシャッターは生き急いでいる。テンションが高いのだ。やはりゆるいFEが良い。
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70年代のニコンはシリアルナンバー横に機種名がひっそりと刻印されていた。
FE、FM、EL、そしてF2
キヤノンF-1の影響で80年代より派手に機種名を掲示する慣習が定着したがバルナックライカやM2、M3時代の刻印が人気なことからわかる通り刻印の文字デザインと配置は重要だ。コルトGMのスライドに刻まれた文字やS&Wのサイトプレートに刻印されたSWのトレードマークなどは見とれてしまう。

今ではプリント印刷となって何だか味気ないが、そもそものボディデザインが刻印との相性は皆無だから仕方がない。しかし、クラカメ風カメラを作るなら、刻印は重要だと知るべし。
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by oblivion2077 | 2014-08-26 09:34

存在

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部屋にNikonのフラッグシップ機のF2、F3が無造作に置いてある。そんな日常は中古カメラが安くなった今ではすぐにも実現できるが、やってしまうとなんてことはない。しかし、これが銃器ならお金を払うだけで実現できるものではない。

かつて子供の頃に、アメリカはロスに住み、好きな銃に囲まれて生活する大人をうらやましく思った事もあった。Colt GMやS&W M19、P08やらSIG P210なんかが部屋のあちこちに置いてある。好きな時に手に取ってみることが出来る、好きなものに囲まれて生活する幸せ。

その代償行為ではないが、近い幸せが今部屋のあちこちにある古いカメラたちであるのは間違いない。優れたメカが身近にある。それだけで何かしらのエネルギーを受け取ることが出来るのだ。
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by oblivion2077 | 2014-08-24 17:25

Nikon F4s

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ニコンのF一桁シリーズは奇数が優れ偶数は恵まれないと言われているが、本当はどうだろうか。

奇数組
Fは初代でプロ用カメラとしての地位を築いたので文句無しだろう。
F3は報道のニコンの名を欲しいままにし、プロにも長く愛されロングセラー。
F5は最後のプロ用銀塩カメラとして歴史に名を残す。

では偶数組は
F2は名機Fの後継として更に強化されたメカでプロの信頼を更に高めた。
F4は新時代のAF機として、またモードラ内蔵の電子カメラとして全てを備えた意欲作。
F6は長いニコンのフィルムカメラ史を締めくくる最後の銀塩カメラ。

こうしてみるとどの世代もその時代の技術を背景に最高のレベルで誕生したという事がわかる。

・・・・わかるんだけど、やはりF4は少し不幸な時代に生まれた。
F4が生まれた時代はAF黎明期。この頃のカメラは発売されるあらゆる機種が試作機のようなものばかりであった。その中で発売から5年以上戦えるカメラとならなければならない使命を帯びたニコンF一桁フラッグシップとして開発されたF4。しかも、時代の最先端となる使命と強度な保守性を持つプロどもの間で板挟みになっていた。Fの前にF2は否定され、その後実証で徐々に浸透。F3はプロ機にAE搭載が議論を呼んだ。その流れの延長上にF4が生まれたのだ。

そんな時代だから、全自動のAF機でありながらシャッターダイアルや巻き戻しクランクを備える。それでいて外装はプラスチックなので使い込むと安っぽくなる。デザイン的には今となってはむしろ新鮮な印象を受け、趣味カメラとしては楽しめる。しかし、プラはやっぱりウケが悪い。トドのつまりはこのプラ外装がF4の評価を下げる最大の原因だ。

しかし、F4の性能、機能は素晴らしく、AFもボディ内モーターが強力で合焦までのトルクフルな動きにストレス無し。ファインダーもキレがありAF機ながらMFも完璧にこなす。優れたカメラであることはだれも異論はないだろう。
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by oblivion2077 | 2014-08-22 01:02

オリジナルデザインとは

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by oblivion2077 | 2014-08-19 00:41

SMYTHON

スミス&ウエッソン M19のKフレームにコルトパイソンの銃身を組み合わせたスマイソンというカスタムモデルがあった。M19の優れたメカに美しいベンチレートを備えたパイソンのバレルを組み合わせた夢のコラボであった。美しくそして強い、そんな銃がかつて存在した。

Fの後継機として強化されたF2のメカに攻撃的な尖ったFのペンタを載せたい。そんな夢を見る者もいたが、実際に実現する者は少ない。コストの面と、同じニコンとはいえ純正主義の色濃いカメラ趣味領域においてカスタム的なものは受け入れる素地は無かった。

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物理的にはFのアイレベルはF2のボディに加工無しで取りつけられる。だからFアイレベルとF2ボディを所有していればFの頭を持つF2はすぐに実現できる。しかし、それで完璧かと言われれば問題がある。

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F2のボディにはFと異なってペンタ部の銘板が無く、ファインダーに設置されている。その為、FのアイレベルファインダーをそのままF2ボディに装着すると銘板の無い間抜けな姿となる。もちろん改造してF2の銘板をFのアイレベルファインダーに移植する者も居たがやはり純正主義の壁により、この行為が支持されている様子は無かった。ちょっと組み替えて遊ぶくらいがちょうどよいのだろう。

しかし、カメラ趣味領域においての純正主義は行き過ぎているとは思う。FやF2なら巻き上げレバーがかなり撮影の快適さに影響を及ぼすが、このパーツくらいならどこかの工場がカスタムパーツを出しても良いだろうに。ステンレス削り出しの巻き上げレバーやファインダーの銘板、セルフタイマーレバー。ちょっとワクワクするのは銃趣味からの移行組だからだろうか。銃の趣味領域においてはカスタムはごく普通の事だった。でも個人的にはGMとかM19やらは非カスタムのノーマルが一番美しいと思うよ。
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by oblivion2077 | 2014-08-17 22:11

nikkor auto 55mm f1.2の後玉

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ここ数年で高性能レンズが相次いで発売され、高次のレベルで描写性能を各社で競いあい、あるいはユーザーが善し悪しや好みを議論する。
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かつての職人技のレンズ設計が醸し出す味は今は昔。究極まで収差をコントロールした上で個性を表現する現代レンズの前にあって、レンズの味を古いレンズに求めるのは単なる懐古趣味に過ぎないように思われる。
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しかし、ニコンに於いてFマウントである以上、CPUを積んでのf1.2は不可能と思われる。ならば、この55mm f1.2は現代レンズに代えがたい存在だ。
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by oblivion2077 | 2014-08-16 01:24

time has come

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ニコンの業績が振るわないとの記事がアップされていた。スマホのカメラ機能に押されてコンパクトデジカメが不振な中、フルラインナップ政策が失敗しているという。また一眼レフもキヤノンの価格攻勢でシェアを落としているとある。確かに、コンパクトデジカメは機種を絞った方がいいだろう。一眼レフエントリーモデルの価格が下がりきっている中で、コンデジの価格は更に安く利益率も低い。更にスマホに需要を取られてしまっては市場に旨みは無い。

やはり、シグマのアートシリーズのように、ニコンも高級シリーズとしてFのデジタル版シリーズを出す時だ。

一歩間違えば更に業績が悪くなる?
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by oblivion2077 | 2014-08-13 10:06

クラシックカメラというものは

クラカメと言っても明確な定義があるわけではないが、ある雑誌ではクラカメとは区別してビンテージカメラなる定義をする記事もあり、1920~40年の木製大判カメラや手札カメラを指すらしく、つまりクラカメとはそれ以外の古いフィルムカメラとなる。しかし、1980年ごろから大量に発生した全自動コンパクトカメラやそれに類似するカメラはいくら30年前のカメラとてクラカメとは言い難い。やはり、1970年代までの機械式カメラがクラカメに相当すると考えるとしっくりくる。

つまり、クラカメとはコレのことだ。

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シャッターチャージやフィルム巻き上げ、そしてシャッターリリースに至るまで全て人間の生体エネルギーを動力源とする。つまり、巻き上げレバーを手動で巻き上げて指でシャッターボタンを押し下げる行為は人間の筋肉が発するエネルギーをカメラに伝達する事であり、それによって名実ともにカメラと人は一体となるのだ。

最新のDSLRにはできない芸当である。とな。
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by oblivion2077 | 2014-08-12 15:45

キヤノン電子ダイアル

中古店に行くとジャンクコーナーに歴代EOSが並んでいる。キヤノンのカメラは中古市場では壊滅的に人気がないのでいつも豊富だ。

EOS Kiss各種
EOS10
EOS100
EOS5
EOS7

せっかくなので全ての電子ダイアルの感触を確かめた。やはりどの機種も安っぽい。T90やEOS-1系とクリック感がまるで違うのだ。もう手放したがEOS-1Dmk2はT90と併用しても違和感無かった。最近の機種は知らないが、キヤノンはフラッグシップ機とそれ以外の機種は別メーカーではないかと思うほど品質が違う。

せっかくの電子ダイアルも手抜きで台無しなのだった。
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by oblivion2077 | 2014-08-03 12:45

カメラの底面

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ニコンF2、F3の外付けモータードライブ全盛時代のカメラ底面は、モータードライブとの接続カプラー等の拡張パーツが配置されている。

この時代のカメラはこんなところにも機能美が宿っているのだ。
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by oblivion2077 | 2014-08-03 07:50