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Canon T90

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ニコンの後藤氏が嫉妬してやまないキヤノンT90の電子ダイアル+液晶操作系。このカメラが後のカメラデザイン(操作系のデザインも含め)の方向性を決定付けた。

発売当時は奇抜なデザインにばかり注目されたが、使った人はその使いやすさに感心した。その革新的な操作系を創り出したのはルイジコラーニではなく当時のキヤノン開発陣。ぐにゃぐにゃのコラーニによるコンセプトデザインと80年代テイストまんまだが電子ダイアルと液晶を備えたキヤノン開発陣デザインが融合してT90が出来上がった。

キヤノンはT90の先進性に気付き、社運を掛けたEOSシリーズの操作系に採用した。AF一眼レフで先を進んでいたミノルタも含めその他メーカーは自社独自の次世代カメラ操作系を模索しては失敗を重ねて最後にはキヤノン方式にたどり着いた。

ただし、当のキヤノンもT90の本当の素晴らしさを理解しておらず、のちのEOSシリーズにT90のすべてを活かしきれていなかった。特に電子ダイアルの完成度はT90で既に最高であった。1クリック1アクションで分かりやすく、クリックの感触も固すぎず軽すぎず上品で指にもやさしい適度なやわらかさを持っていた。設置された位置も、ダイアルの露出幅も絶妙であった。T90が現役の頃はそれが当然だったが後のEOSに設置された電子ダイアルの操作感にはがっかりしたものだ。同じキヤノンとてそこまでは理解できていなかったのである。

キヤノンT90は、それ以前のカメラ操作系を支配していたライカから世界を解放した。現代電子カメラに適した操作系がある事を証明したのだった。

ライカの延長ではないT90は革命的カメラなのだ。
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by oblivion2077 | 2014-07-28 00:02

Nikon 1 V1

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Nikon 1 V3の実機に触れる事が出来たのだが、EVFが外付けになって更にスリムなボディとなった最新V型はちょっとコンデジ風。コンデジといっても高級コンデジ風なのだが、物欲的には刺激が弱く感じる。やはりインパクトの強かった初代V1のデザインが秀逸だったせいだろう。
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機能や性能的には3世代目という事で画素数も高感度ノイズも連射も進化しているので、今、V3を差し置いて旧型のV1を購入する意味は薄い。しかし、V1の画質も使えるレベルと言える。丁度、Nikon D200の画質レベルで、ISO100で晴天ならば優秀な高画質が期待できる。
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最近のマイクロ4/3機のコンパクトボディと比較されてボディが大きく思われるかもしれないが、1インチフォーマットの利点はレンズの小ささにある。ボディは四角く平たいのでそれ自体は持ち運びに問題ないが、ボディに装着されたレンズの突出がジャマになる。よって、ボディサイズはむしろライカCLくらいが携帯性と握りやすさのバランスかもしれない。これにコンパクトなレンズが付けば街撮りが快適だろう。

やはりV3よりV1の方が個性が強く、その分反発も多かったが味があるなぁ
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by oblivion2077 | 2014-07-22 00:38

Nikon F2 eyelevel

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ライカに対抗できるニコンの銀塩機として挙げられるのはNikon SP、S3か、NikonF、F2となるだろう。

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かつては露出計はもちろんAEもAFも無いカメラで撮影していた。撮影後すぐに結果の確認ができない中で。
背面液晶があれば、MEMFでだって問題ない。優秀な光学ファインダーは必須であるけれどね。

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ブランド戦略として質感を高めたクラシックニコンを発売すれば、過去の名機を知らない新しい世代にもブランドを強く訴求できる。かつての高い品質を現代の最新機種にも継承しているというストーリーを容易にイメージさせることができるだろう。

ホレ、つくってみ
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by oblivion2077 | 2014-07-21 12:44

本物

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クラシカルなデザインのカメラが増えてきているが、nikon Dfも含めてどの機種もピンと来ない。ピンと来ない理由は明確で、どの機種もクラシックカメラのデザインのパクリというか、劣化コピーに過ぎないからだ。いわばクラカメの偽物なのだ。

唯一、クラカメの現代版で本物がある。それは、悔しいがライカと言わざるを得ない。M5で失敗し、一眼レフの時代についていけず、M6、M7と実質同じカメラを造り続け、ブランドだけで生き残っていたカメラだけあってデジタルでもM型ライカを引き継いだ。この事によって「本物のクラカメ」と認識しうる素地が出来たのだ。こんな事が出来たのはそうせざるを得ない事情を抱えたライカしかできなかった。

しかし、かつてのように現代電子カメラとクラカメをフィルムという共通の記録媒体で共用できた時代は過ぎた今、クラカメに代わる存在を見出したい需要はある。多彩な撮影シーンに完璧に対応できる現代デジタルカメラだけでは趣味のカメラ、趣味の写真撮影の需要は満たせない。しかし、現在販売されているニセクラカメは満足できず、ライカはべらぼうに高い。M9クラスだと100万コースかな。なんとかならないか、というところにDfが発売されたが、やはりニセクラカメでコレジャナイ感が満載であった。

ライカはその強力なブランド力を背景に新たなマウントも立ち上げて攻勢をかけている。一方でニコンもキヤノンもブランド力はあるがそれは実用カメラの実績としての信頼がブランドを構成しており、更なる付加価値という意味では弱いブランドだ。ライカのような歴史やデザインで構築されたブランド力を付加するには、やはり「本物」が必要となる。本物のクラカメデジタルカメラ。それはライカを見習うほかない。

ニコンはライカを劣勢に追いやった歴史的カメラを保有している。ニコン F。これをライカM9と同様に現代版としてブラッシュアップされたFとして発売する。もちろん機種の名称もF。デザインもそのままFのものを採用し、真鍮外装でブラックペイントで当時の質感を再現する。ここまですれば本物と認識できるだろう。

これによってFの伝統を現代に受け継ぐという物語をブランドに織り込ませることが出来る。
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by oblivion2077 | 2014-07-20 01:03

Nikon F3 with nikkor S auto 50mm f1.4

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by oblivion2077 | 2014-07-16 22:32

LEICA R8 Black

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by oblivion2077 | 2014-07-14 23:39

Leica M4の剥がれ

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ライカブランドへの信仰はフィルム時代のみならず、デジタル時代にも健在。レンズの事ではない。ライカブランドへの信仰はM8の旧型CCD画像素子に及ぶ。

とあるM8のユーザーによればM8のCCDは色が良いとの事。ダイナミックレンジが狭くホワイトバランスが狂う事もあると認めた上で、だ。中古のM8は安くなったとはいえデジタル部分と非フルサイズを考えると依然高い。たとえそれが金銭的な制約であったとしても、今M8を買うにはそれなりに自分を納得させる必要がある。M9やMがある現在となっては画質、画角双方で過去の遺物であるはずだが、何が何でもライカブランドが良く、ライカブランドに憧れる思いが強すぎて「M8ならなんとか手が出た」
というのが正直なところだろうが、いつの間にかM8のCCDを使いたいという思いにスリ代わり、最初からそうであったかのように振る舞う。これが自然に振る舞う。

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このM4はグッタペルカが劣化して割れが始まっている。当初張り替えるつもりで、aki-asahiで張替シートも購入したのだ。

ライカのM型もバルナックも、グッタペルカの剥がれた跡は天然由来の接着剤が残って汚く見える。それ故張り替えたくなるのだが、オリジナルのグッタペルカの感触は独特なので、破片が残っていれば修復がベストだろう。しかし、破片が無くなっていたり入手時に既に剥がれていたなら、剥がれた跡の接着剤をマイナスドライバーの先端を角落としして滑らかに加工したものでキズを付けない様に削ると良い 。接着剤は硬化して脆いので面白い様に落ちるだろう。

接着剤を落としたグッタペルカ剥がれ跡は意外にもいい味を醸し、剥がれにも愛着が湧いてきている。丁度ブラックペイントの地金の見えたスレキズのように。
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by oblivion2077 | 2014-07-11 23:44

Nikkor Auto S 50mm f1.4

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古いニコンのレンズは玉数が多く、入手は容易。最新のDSLRのFマウントと互換があるけど制約も多い。その為か価格は非常に安価だ。不当に安いと言わざるを得ない。

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現役当時は50mm f2の上位モデルとして庶民には手が出ない価格だったとか。それが今では誰でも手軽なに入手できるのは良いことではあるが、ライカで言えばズミルクス。今でもズミルクスは高価だねえ。

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ライカと異なり安価になった理由は上記の通りだが、加えて高度経済成長の中にあって新型は必ず旧型より良いという建前で買い換えを促し需要喚起してきた事も影響しているかも知れない。

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でもズミルクスみたいなモデル名が無く、無味乾燥なスペックを型番にしたレンズ名がブランド化しにくい一番の理由と確信してるのだ。
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by oblivion2077 | 2014-07-10 23:14

F2再分解

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不具合が発現して分解。なんとか修理できた。

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こうしてミラーボックスを外して見ると、FがSPにミラーボックスを組み込んだ、その反対を妄想してしまう。F2のメカを利用してレンジファインダー機を作ったなら・・・。
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by oblivion2077 | 2014-07-06 23:07

贋作

D4のサイズが大きすぎて困るという事は無い。むしろしっかりとしたグリップを望むなら丁度良いサイズだと言える。ボディから大きく盛り上がったグリップを備えるのなら、縦グリとまでは言わないが小指までフォローできるグリップの長さが欲しい。D5100を1年間使用したがグリップの縦側に短すぎて小指が余り、横に細すぎて指基準で掌や親指の付け根とカメラボディとの間にすき間ができ、掌基準では指が余ってグリップとの間にすき間ができる。D5100のような小型カメラでは中途半端にしか設定できないグリップは不要で、F2のような平面の方がむしろ握り方を調整する余地がある。D5100は手が小さな女性向けと言うなら、同じ価格帯で男性向けも用意してほしいものだ。D5100の機能や画質は満足していたが、ファインダーの不満以上にグリップが酷くて手放すに至った。

CAMERAマガジンではライカ特集。田中長徳がパリを撮る。機材選びも捻りまくって1週も2週もしているので今どこの位置にいるのか、たぶん本人もわかっていないだろう。すべての鎧を脱ぎ捨てたならたぶんM2とズマロンに落ち着きそうだが、そうはならないのは彼の背負った業というものだ。撮っている写真も、パリというロケーションが要素の殆どだが、写真とはその場に立つ事で殆どが決まる事を考えると納得。パリに住める境遇を掴み取った事が写真家としての力量の一つなんだろう。

ライカ。日本国生産のNikon Dfを思わずにはいられない。Dfの機能に1週間撮影した画像が見られない機能を盛り込みたいと、どこまで本気か知らないがそんなアイディアがあったそうだ。この発想にDfがライカを支持する客層の心に響かない原因を知るヒントがありそうだ。

フィルム時代は撮影すればするほどコストがかかる。撮影結果はフルム現像という工程を経る為にすぐには見られない。1週間は覚悟する。だから1枚1枚撮影に集中する度合いがデジタル撮影より深いと。確かにそうだったが、一方でフィルム時代でもプロは1シーンに複数枚撮ってその後にカットを選ぶ。これが素人になかなか真似が出来なかったが、今は普通に出来る。写真を撮ってすぐに画像が確認できるので原因と結果の因果関係の確認が容易だ。フィルムは撮った記憶が薄れたころに写真が仕上がってくる。何が原因で成功したか、又は失敗したかわからないのだ。

フィルム時代の撮影スタイルに良い所はあった。しかし、それはフィルムが持つ原理的な仕組みが生み出したもので、デジタル時代に敢えて機能制限を設けてフィルムの原理を模造してもフィルム時代の撮影スタイルは戻らず、ただ不便なだけとなる。映画館で見る映画は映画の時間軸に自分が合わせるが、ビデオで見る映画は停止ボタンやチャプター操作で時間軸は自由自在だ。映画に於いて編集は重要だ。シーンの長さやカット同士のつながりは映像表現の要だ。だから、鑑賞する側が止めたり巻き戻したり、早送りにするのは本来の意味の鑑賞とは言えない。しかし、一度再生したら止められない機能をどのビデオ再生機も導入していない。そんな機能はナンセンスだからだ。

私の知る限りではフィルム時代のカメラデザインと高い質感のカメラでデジタル撮影をしたいという需要はある。それを満たす唯一のカメラがライカという事。


Df開発ではライカに有ってD4に無いモノをまず理解すべきだったのではないか。
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by oblivion2077 | 2014-07-06 00:32