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NIKKOR Polar 52mm

今から数年前にカメラ店のジャンク箱から買ったフード。ニコンの偏光フィルター専用のフードだと知ったのは購入後の事だった。取り付けの径が通常の物でなく、専用の偏光フィルターにのみ適合する為、宙に浮いた状態のままそのフードは休眠する事となった。

しかし、中古店のジャンク箱からニコンの偏光フィルターを見つけ出した。フィルター枠にNIKKORとあり、レンズのような扱いだ。相当古く、偏光フィルターとしては劣化が進んでいるが気にせず購入する。なぜなら、ひっそりと相方を待つフードに引き合わせる必要があるからだ。

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by oblivion2077 | 2014-06-29 01:01

2020年の映像は

デジタルハイビジョンによってテレビ放送が劇的に変化した。それは動画の解像度が向上して画がキレイになっただけではなく、アナログテレビでは見えていたものが見えなくなるという現象も生まれた。それはありふれたバラエティのロケ映像やニュースや情報番組の街頭インタビューはもちろん、映画放映にまでに及ぶ。アナログ放送で見えていたものが解像度の高いデジタルハイビジョンで見えなくなったもの。それは何か。

旅番組で地方商店街にタレントが行く。商店街には自動販売機があるが、丁寧にそこだけボカしてある。ボカシ越しに赤色が見えるのでたぶんコカ・コーラの自販機だろうが、その番組のスポンサーは他社飲料メーカーだ。商店街店舗の商品棚には様々な商品が並ぶ。あちらこちらにボカシが入る。これもスポンサーと競合するメーカーの商品と思われる。該当インタビューでは街行く人々が背景に映っているが、顔が判別できないようにボカシが入る。更に店舗の看板や広告看板、それにのぼりや前述の自動販売機などにボカシが入る。テロップ広告時には背景に映るあらゆる文字にボカシが入る。タレントの着るTシャツの絵柄やスタジオセットに書かれている文字まで詳細に消してあるのだ。映画に至っては劇中で主人公の乗っている車のエンブレムにボカシが入る。スポンサーはトヨタで主人公の車はマツダだったからだ。複数の場面でそのマツダ車は登場したが、すべての場面に渡ってエンブレムのみにボカシが入れられていた。車の姿からマツダのデミオなのは明白だがさすがに車全部にボカシは入れられなかったようだ。

解像度が向上したことで、何気なく写り込んだ情報が意味を持ってしまう。それはスポンサーの機嫌を損なうものであったり、個人情報を侵害しかねないものだったりする。よって、ハイビジョンになって画面にはボカシが増えていったのだ。

これが4Kや8Kになったら更にボカシが増えることが予想される。

しかし、4Kはもちろん8Kとなった時に考えられる映像表現への影響は計り知れないものがある。それはかなり深刻に思われるのだが、どんなものだろうか。

実は現在のハイビジョン放送でもその問題に晒されている。それは大容量の映像情報を電波に乗せる為の技術、圧縮技術による。大雑把に言うと、映像として動いている部分と動いていない部分を抽出して動いている情報のみを更新する事で全体の情報量を少なくすることが出来る。普通の映像なら問題ないが、画面全体が動いている場合はどうか。例えば風になびく草原を撮影してそれを放映したならば、画面全体がブロックノイズだらけになる。これは5年前のNHK放送で実際に見た。ドキュメント番組で草原が映り、高品質な映像のはずが四角いブロックノイズだらけになっていたのだ。しかし、現在、テレビ放送を見てブロックノイズを気にする場面はほとんど無い。細かく見るとチラチラと細かい部分にノイズが出ているのはわかるが、盛大に発生する事は無い。それは画面全体にブロックノイズの発生するような画を始めから撮らないか、カットするからだ。あたかも、アナログ放送時代に出演者がモアレの出る縞模様の服を着用しなかったのに似ている。テレビの苦手な画は最初から除外するのだ。

これが8Kになると更に圧縮を高める。現在の動静の判断をさらに細かくして緻密に動いている部分を抽出する。もちろん他の技術も併用するのだが、仕組みとしては同じで更に高密度な圧縮を行う。これによって、除外する画の幅が広がり、映像表現が狭められてしまうのではないかと危惧するのだ。もちろん映像配信が前提の映画製作にもその影響は及ぶだろう。解像度は格段に上がって大画面でも隅々までクッキリ見えるがなぜか出演者のアップや望遠レンズで背景がボケた絵ばかり・・・なんてことに成りかねない。

映像コンテンツはVHSからLD、そしてDVD、ブルーレイとフォーマット技術が進むにつれて品質が向上したが、現実はどうだったか。LDはVHSよりも高画質を謳いながらもDVDが発売される直前まではVHSと画質は変わらなかった。フォーマットのポテンシャルを活かさずVHS用の映像をそのままLDに転用していたのだ。LD後期に気運が高まってリマスター版や高品質のテレシネを謳ったものが登場してやっとLDの高画質を得られたがすぐにDVDの時代となってしまった。しかし、そのDVDもLD後期に芽生えた高品質テレシネの流れを組むものばかりではなかった。2時間の映画を映像圧縮を高めて片面1層に入れて低画質のまま安価に売りだしたDVDや、またリマスターではなくキズホコリの映り込んだ過去のテレシネデータを使用したコストカットのDVDが多数販売され、その映画のファンは低品質な映像しか入手できず、更にDVDとして発売済みとなりリニューアルされるわずかな望み、かすかな希望しか残されていない状況に追い込まれた。

技術は品質向上に必ずしも貢献しない。ハードをソフトの品質に活かすのは人の意志。その意志を動かすのもユーザーの厳しい目だが、将来出現する8Kのコンテンツを我々はどう受けとめ、評価するだろうか。
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by oblivion2077 | 2014-06-29 00:49

ダイアル信仰

かつて、軍艦部と呼ばれた部分がカメラに有った時代にペンタ部を中心として右肩にシャッターダイアルというパーツがあった。機械式カメラのマニュアル露出ではシャッターダイアルを右手、絞りリングを左手で操作するのが合理的であったのだ。これが少し進化して絞り優先AEとなった場合、AE時には絞りリングを操作するだけであり、そこからマニュアルに移行する場合はシャッターダイアルを操作する。これも合理的であった。この頃の記憶が強烈に焼き付いている人がまだ社会の中枢にいる。Canon T90発売の1986年以前の記憶だ。それはニコンの中に居り、またニコンユーザーに多い。だから今でもニッコールに絞りリングを望む声は度々聞かれる

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今月のアサヒカメラにDf開発秘話が掲載されている。予想より売れているNikon Dfの好調を背景に開発者の逆襲とばかりに社内の企画審査でどれ程反対に遭いながらも何とか説得してきた経緯がこの記事だけでなくあちらこちらで語られているが、この記事の中で初めて知ったのは後藤氏が関わったNikon F5の時に、当初F4のようなダイアル操作系を主張したという事だ。後藤氏は今もってこの信念を変えず、今回のDfで実現した。これはちょっと驚いたのだ。

後藤氏はどちらかというとドライなタイプだと思っていた。それは操作ボタンのデザインは丸型が合理的であるという持論からも読み取れていた。その後藤氏が打倒EOS-1NのF5に従来のシャッターダイアルを採用したいと考えていたのだ。

ニコンオリジナルな操作系を作り出せない悔しさがある、と後藤氏。どうせ新たな操作系を作れないならDfでは過去のニコンカメラの操作系を再現したという。FMであり、SPであり。一方、現在のニコンとキヤノンの物理的な操作系はかなり共通している。先日電気店でD4sとEOS-1DXを比べてみたけれども、2つの電子ダイアルと背面の十字キーと2つの小さなジョイスティックが両機にあってそれが基本構成となっている。両機の大きな違いは結局背面液晶に表示されるメニュー画面の内容でソフトウェアの違いなのだった。現代の最高峰2機種の操作は液晶と電子ダイアルで結論されているのだ。2大カメラメーカーはお互いの良い所を採り入れながら同じ結論に至っている。

では、再度問う。カメラの操作はシャッターダイアルと絞りリングで行われるべきか。

この操作系が合理的なのはカメラの機能がごく単純な場合に限られている。歴史的に見ても、ニコンF3までの複雑さが限度で、F4では多くの機能をダイアルにした為にむしろ操作が分散されて合理性がそがれてしまった。F3はどんなカメラだったか。

中央部重点平均測光のみ
絞り優先AE+マニュアル
露出補正機能
多重露出
セルフタイマー
AEロック
プレビュー
ミラーアップ

こんなところ。特に測光とAEが単純だ。これくらいなら操作そのものが単純になる。つまり、操作系はそれぞれの操作を分散配置でも合理的な操作が可能だ。前述のように右手がシャッター、左手が絞り。時々露出補正だ。なんの問題も無い事がわかる。しかし、この単純な操作も電子ダイアルと液晶だとどうだろうか。これも全く問題ない。アナログ操作と全く遜色のない操作が可能だ。これは何を意味しているだろうか。多機能で複雑な設定をこなす電子ダイアルは単純な操作も合理的に担当可能なのだ。しかし、逆には無理がある。

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Dfのアナログ的なダイアル操作には合理性は無い。Dfのアナログ操作はファッションとして求められる。デザインとして求められる。本気でDfのコンセプトを実現するならば、やはり悔しいがライカを手本にするしかない。合理性の無いものに意味を持たせる方法をライカは熟知している。それで生き残ってきたからだ。

Dfになぜ視野率100%が必要か。ライカの視野率は一眼レフ普及機よりも劣っている。こだわりのシャッターダイアルもあのグラつき。軍艦部に妥協の液晶。フルのAEAF搭載による肥大。何より真っ先に真鍮外装を捨ててしまった。Dfに最も求められるのはデザインと質感だ。ダイアル操作の合理性をいくら訴えても古い脳みその爺さんしか騙せない。まして開発者がそれを信じているとなるのちょっと目も当てられない。アナログ操作が過去の操作系だと理解した上で採用するならば、質感にこだわりあのグラつきもなくすことが出来たろう。でなければ存在価値が無いからだ。

Dfの企画を見てこれはニコンが進むべき道ではない、とニコン幹部が発言したという。このDfのままでは確かにそうだと言わざるを得ない。しかし、ニコンにしか進めない道でもある。なぜなら確固たる歴史を持っているのはニコンだけだからだ。再現するべきクラシックで評価の固まったフォーマルな場所でも受け入れられるデザインを持っている。当時の最高級の質感も知っている。これはキヤノンには決してマネは出来ない。

後藤氏やニコン信者がアナログのダイアル操作への郷愁を早く捨てて、合理的な判断ができるよう願う。
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by oblivion2077 | 2014-06-22 23:02

Nikon D4

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D4sの発売によりD4が中古市場に放出された。ホワイトバランスが改善されたとして、逆読みすればD4はホワイトバランスに問題があるとなって、D4の中古価格が低迷している。

D4を売るわけではないし、次の買い替えはD5かD6あたりになるはずだから、私にはD4の値下がりは関係ない。しかし、実際に使っていてホワイトバランスで困った事は無いがなあ、と思うとD4の値下がりはD4狙いの人には朗報であり、お買い得なんだろう。まあ、何を撮るかによるのだろうけど。

D4はまさにAF-S Nikkor 24mm F1.4G EDを使う為に購入した。D800でも良かったかも知れないが、何かの巡り会わせでD4を購入する事となった。初めてのニコンフラッグシップ新品購入。シャッター音にキレがあり、動作もすべてキビキビしていて機械的な不安を微塵も感じさせない。デザインもD3のまとまり感の無さが落ち着いて新たなニコンデザインの基礎となっている。AFも優れていて24mm F1.4Gの薄い被写界深度でもしっかり狙い通りのフォーカス。同24mm F1.4Gでピントを外しまくっていたD200とは別次元だ(比べるものが違いすぎるが)。何よりMFレンズが使いやすい。本気のOVF、一眼レフファインダーはMFがウソみたいに容易だ。Ai Nikkor 105mm f1.8sを使った時もスイスイとピントを合わせられたし、結果も付いてきていた。一眼レフとは本来こういうものだよなあ、と思うのだ。

問題は重さ。重い。かなり重い。使いたいのはAF-S Nikkor 24mm F1.4G EDなので更に重くなる。一方で大きさは歓迎で、グリップはしっかり握れるのでブレが無い。軽くしてほしいのだ。だから、FX機を小さくしてほしいという要望には疑問だ。Dfでスローライフな撮影を空想しているかもしれないが、それはあくまで空想の世界で実際はD4でもスローライフな撮影ができるし、Dfよりもずっと快適に撮影ができる。Dfはノスタルジックな感傷の産物で、そのダイアル操作系はF4からF5への移行で完全に否定され、既に多くの時と世代を経て確定している結論だ。でも、Dfの良いところは軽いことだ。私にもイイとこメガネが備わっている。
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D4は重いこと以外は操作上の不満は全く感じられない。重いのでサブカメラにNikon1 V1を使い、30-110mmで望遠担当させた。これがなかなか良かったので、ますますNikon1の旗艦機にはFX機と同じ操作系を望むのであった。
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by oblivion2077 | 2014-06-16 01:54

魚眼レンズ

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魚眼レンズでの撮影は難しい。
魚眼で撮れば何でもヘンテコにゆがむのでパッと見は面白い。
でもすぐ飽きる。
広範囲が写り込むけど広角レンズのような広がり感は無いし。
むしろ狭い範囲に押し込められたような窮屈感がある。

でも、何とか使ってみたくなる魅力がある。

これを撮ったのは魚眼アダプターだけどね。
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by oblivion2077 | 2014-06-16 01:18

Nikkor 135mm F2.8

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キットレンズのみ所有の人はどの世代の135mm f2.8でも良いので買ってみよう。数千円でワンランク上の写りが手に入るはず。
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by oblivion2077 | 2014-06-12 00:08

Ai Nikkor 28mm f3.5とは

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Ai Nikkor 28mm F3.5sを購入してからはNew Nikkorを購入し、安いという理由でAi-sをもう一本購入。そしてこのAi Nikkor。

鏡胴の造りはAi-sよりAiの方がコストがかかっている。たぶん。というのは、マウント周りの質感と、マウントの止めネジがAiの方が3本多いから。

前玉の外周にある銘板の塗りもAiの方がしっかりしている様に見える。

Ai-sに対してどこかあか抜けないのは、被写界深度目盛りの色使いのせいだろう。特にピンクはオートニッコール時代から誰得な選択 。茶もベースの黒と相性が悪い。これさえ変わればカッコいい、はず。
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by oblivion2077 | 2014-06-08 00:06