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FMの優れたデザイン

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Nikon FMを購入。ジャンク品なのでかなりヤレているけれども、ブラックペイントなので擦れ、キズも味わい深い。ずっと昔、まだNewFM2が現役であった頃、シルバーボディを新品購入しようと思った事もあった。あの時はカタログを持ち帰って眺めていたものだ。しかし、漠然とした購入意思であったのでボヤボヤしている内にディスコンされ、更にはカメラから遠ざかってFM3Aの発売にも冷淡となっていた。

クラカメに目覚めても、FM系は手を出さなかった。FEに思い入れがあったが、F,F2そしてF3、F4が安価に入手できる状況下でFEはもちろんFM系も興味が出なかった。FMを買うくらいならF2を買う方が物欲を満たす。それはフラッグシップの品質と普及機の品質の差が歴然であるからだ。FM系に興味が無いかといえばそうでもなくて、FEに思い入れがあっても、確かに実用上はFEは便利であったが、FM系のデザインの方が優れていると感じていた。殆ど同じデザインなのだが、FM系はペンタ部にあるNikon銘左右の面がカッコいいのだ。これがFE系には無く、ちょっとあっさりしている。FM系は堀の深い顔立ちだ。

だから、FM系と言われているDfのデザインが本気でFM系であったなら、恐らく僕は無理してでも購入したかもしれない。FM系のペンタを好きな自分としてはあの肥大化したDfのペンタ部は受け付けない。ナマジFM系デザインを好きでその良さ強く感じているので余計にDfの肥満ペンタが許せないのだろうと思う。

FやF2を中心にカメラの数が増殖した我がコレクションにあって、FEやFM系を抱える余裕は無いが、ペンタックスやオリンパスやミノルタ、キヤノン、ライカまである状況だ。FM系は追加しないつもりだったが、今回、ジャンクで安かった為に魔が差してしまった。やっぱりFMのデザインは優れている。でも、分解清掃すると感じるけど、華奢だなあ。
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by oblivion2077 | 2014-04-24 17:20

囚われの身

花見シーズンも終わりだけれども、期間中はいくつかのお花見スポット、観光スポットへ出かける事ができた。デジタルカメラ市場もかなり成熟して、観光客の持つカメラも多様化している。DSLRを持つ老若男女、ミラーレスやコンデジも有り。

フィルムカメラは少数で、フィルムカメラを使う人の殆どはご老人。手に持つのはコンパクトカメラで、デジタルカメラを使えない為に古いコンパクトカメラを使い続けているようだ。中古市場で老人向けの需要があって、カメラマニアの関心外の機種が売れたりするものだ。フィルムカメラを使う人で唯一、蛇腹の折り畳みカメラ(たぶんレチナか何か)を着物姿のおっちゃんが使いにくそうに(しかし楽しそうに)使っていた。

普通のクラカメは全く無し。これはこれでさみしいもんだね。
多くの人がカメラを持っていたが、ほとんどがニコンとキャノンだけど、気になるあの機種は全く見かけなかった。

その気になるが全く見かけなかった機種を思いがけない場所で目撃した。その場所は・・・ウム。大手家電量販店のカメラ売り場。しかも、その気になる機種の展示品の前である。その男は肥満体であった。髪は長髪でひげ面。上下デニムを着込んでおり、目に染みる程の青さ。肥満体を揺らしながら歩き、動きやすくする為か、着込んだデニムのサイズは大きく、歩くたびに揺れている。その男の首にNikon Dfシルバーがぶら下がっていたのだ。

囚われの身となったDfのストラップは短いのか、それとも男の首が太いのか、短く見える。男の胸、丁度心臓の上あたりにDfは位置していた。男はDf展示品の横にあるD610やD800のファインダーを除いては連射している。不思議なオーラを放つ男の横で、もちろん、私もカバンの中にはNikon 1 V1を忍ばせている。いつでもカバンから取り出して応戦する用意はあるのだ。しかし、なぜ男はDfを首からぶら下げてカメラ売り場をのし歩いているのか。

Dfユーザーを初めて見たが、運が悪かったのか良かったのかわからないが、すごいものを見た気分であった。同時に、男の首に囚われたDfの事が心配になるのであった。
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by oblivion2077 | 2014-04-24 14:18

Nikon 1 V1の撮影作法

Nikon V1でスナップを撮る際は電源を落としてはならない。電源スイッチを入れてもD40よりも遅い起動にイライラするし、シャッターチャンスを逃すだろう。しかし、電源さえ入れていればD40よりもずっと軽快な撮影ができる。

その為には、背面液晶は原則OFFにしておく必要がある。これで電池の消耗は低減できる。ファインダーで確認を前提にするならば、モニター輝度も低く設定できるのでこれも電池消耗を抑えることに貢献するだろう。

Nikon 1 V1 28mmファインダー付
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出来ればファインダーもOFFにしたい。AFはカメラ任せなので外付けファインダーでも気にする必要が無いからだ。モニターON OFFの為に一瞬でも間が空くのは撮影のリズムに大きな影響を与える。
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by oblivion2077 | 2014-04-17 15:06

Nikon 1 V1 オールドタイプ

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起動が遅い。操作が一眼レフと異なる。撮影後プレビューが切れない。気に入らない事は多々あるが、Nikon 1 V1は素晴らしいカメラだ。
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by oblivion2077 | 2014-04-08 16:54

PENTAXの再生起爆剤

立体写真での立体視は立体物を左右の目で見て立体視するのと異なって、あくまで平面を脳内で合成するので完全な立体には見えない。視差や画角によっては違和感が大きくなる事もある。撮影距離によって相対的な視差が変化してそれが違和感につながる事もある。しかし、それでも立体視は楽しいのだ。

写真が平面である為にしかし立体を写し撮りたいという欲求はあって、絞りを開けて背景をぼかしてみたり、望遠の圧縮効果を使ったり、超広角のパースペクティブ強調効果を狙ったりする。もちろん、遠近法に基づいた構図で奥行き感を出したりする。そんな工夫でも写真として成立し難い構図というか被写体があって、例えば木の枝が多く重なって、更に複数の種類の木がごちゃごちゃに生育しているそのごちゃごちゃした枝の重なりを撮っても画になりにくい。ごちゃごちゃを背景に手前に花芽などを主題にするにはいいのだろうけど、ごちゃごちゃそのものは平面では多数の線が交錯したわけのわからない状態に見える。これを立体写真で見ると複雑な奥行きを持った見ごたえある画となる。

逆にシンプルすぎて面白味のない構図でも、距離情報が加わる事で成立する構図もあって、なんてことは無い庭園の生垣を斜め上から写してみても生垣と地面の2面が立体交差する様が画面に活力を吹き込む。目で見て楽しいのに写真に撮って後で見てがっかり、というケースの中には平面にしてしまうと魅力が失われる被写体や構図であることが多くある。ベテランカメラマンなどはそういう被写体は予め避けるし、それなりに見えるような技巧で撮影するがあくまでそれなりだ。そういった世界のあらゆる事象から写真向きでないとされる場面や被写体という失地の回復を立体写真が実現してくれるのだ。

その立体写真がペンタックス ステレオアダプターとフォトショップのバッチ処理で簡単に実現できる。

後は手軽な鑑賞方法だが、スマホかタブレットで見るのが楽ちんである。誰か左右の画像を画像拡大時に連動させて立体視が破綻しないようなアプリを造ってほしいね。拡大すると左右の同じ部分が拡大されて視差が保たれる。

ペンタックスさん、お願いします。ついでにゆがみ補正もしてくれたらめちゃくちゃ売れるんとちゃいます?
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by oblivion2077 | 2014-04-08 16:21

立体写真への道程

裸眼での立体視に出会ったのは高校の時、地理の資料に掲載されていた日本周辺の震源地とその深度を表した図。一見同じ2つの図が左右に並んだ資料だが、発生した震源を表す点の位置が左右で微妙に異なり、いわゆる平行法で見ると震源の深さが体感できるという、立体視を利用した地理資料であった。

右目と左目の違いを脳内で合成して立体的にモノが見える。距離を正確に掴むために肉食動物の両目は頭部前に並んで2個ついている。それは高校生として常識的に知っていたが、その原理を応用して平面図から立体を感じられることに感動したのだった。この体験以来、図書室などで同様なものを探したが、当時は発見できなかった。代わりに、購読していたカメラ雑誌の作例などで同じ場面を2枚並べて掲載している写真を平行法で見てみたり交差法で見てみたりして立体視を試みたりしたものだった。(遠い目)

そんな中、脳内リゾートを謳い、ドギついカラーのドットが一面に描かれたCGの中に立体視によって図柄を浮かび上がらせる本が話題になった。本当は立体写真が欲しかったが、それでも一般に入手できる立体視の本を歓迎し、このまま立体写真へ流れが出来ることを期待しつつ立体写真に比べて魅力の乏しい立体CGを眺めていたのだった。

その昔、特にアメリカでは立体写真が流行して立体撮影用の2コマ同時に2つのレンズで撮影するカメラも多く販売された。確か、何かの資料で20世紀初頭のパリ万博風景を撮影した立体写真も見たことがある。骨董市でも戦前と思われる紙焼きの立体写真とビューアを売っていたりする。それくらい古くからあるものではある。しかし、現在廃れてしまったのは平行法や交差法などの立体視を体得する(大したことじゃないんだけど)必要があったり、非常にパーソナルなビューアで見たりなかなか広く普及するには地味な、とても地味な鑑賞法がハードルとなったのか、一般化しなかった。

同じことが立体映像でも起こっていて、初期の左右赤青のメガネで鑑賞した立体映画が偏光フィルターのメガネに変わり、現在の電子的な切り替えによる立体メガネになるわけだが、それぞれの世代で売り出しをかけるのだがいまいち浸透しない。

話は戻って立体GC。一過性のGCの立体視ブームに続いて、いくらか立体写真集は出たようだが女性の裸体など奇をてらったものばかりで購入には至らなかった。そうしている内に立体CGはもちろん立体写真も下火になり見かけることもなくなった。こうして、世の中に平行法と交差法という立体視の存在を少しだけ浸透させた功績を残しつつ、立体視ブームは終了したのだった。

世に無ければ自分で作る!という事で、カメラを2台並べて撮影する方法を検討するも、当時学生の身分での懐具合ではコストを理由に断念。代わりに2枚を連続して撮影する方法で代用した。つまり、1枚撮って横に移動しもう一枚同じ構図で撮影するという方法だ。これなら1台のカメラ、1本のフィルムで立体写真が出来る。実際に何枚か撮って楽しんだのだが、しかし、これでは被写体は静物か動くものの無い風景に限られるのだ。1枚撮影して2枚目を撮影している間に被写体の変化があれば、立体視した時に像がブレたり違和感を覚えたりする事になる。結局、自分で撮影する事の限界を感じてフェードアウトする。それ以来、偶然立体写真やイラストに出会っては関心が蘇るも、同じ思考ループに入り断念する繰り返し。立体視への情熱が大きく再燃することはなかった。

近年になってネットの時代・デジカメの時代として低コストな2台同時撮影を検討し、実際にD40中古を2台入手。しかし結局は同期させるのが手間なのと大きすぎて撮影行為が困難なことで結局断念。ベースプレートに小型とはいえD40を並べて撮影となれば3脚は必要だろうし、仮に手持ちで構えても仰々しくて職質ものだ。もうアカン。この時点でかなりモチベーションも消えかかっていた。しかし一筋の光明が・・・。

ネット上には数々の立体視を扱ったサイトが新旧かなりある。大概はヘビーユーザーの方が管理人でその内容にはとても付いて行けないマニアたちであるけれども、その中にヒントを見出すこともある。それが1つのレンズのフィルター枠に取り付けるステレオアダプターというもの。ペンタックスが用品の価格改定の際にいくつかのサイトでも採り上げられた今でも販売している事が奇跡のようなアイテムの中にこの3Dアダプターがあるのだ。これは最も一般的な52mmのフィルター枠を使って50mmレンズに取り付ければ、1フレームに2つの視差の付いた画像を写し込める。

原理は簡単で、アダプター内に設置された表面鏡が視差を持った2つの光軸の光を50mmレンズへ導き、それを画像素子(またはフィルム)へ結像するというもの。ファインダーでも2つの象が左右に並んで見えるのだ。単純だが十分な機能。リーズナブルで手軽。普通のカメラが軽量にしてコンパクトな3Dカメラとなる。
こんな奇特なアイテムが昔から販売されていて、価格も改定までホッタラカシであった。

いつディスコンされても不思議でなかったので早々に注文して確保したのだった。
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by oblivion2077 | 2014-04-07 15:56

ペンタックス ステレオアダプター

ペンタックス ステレオアダプターを評価する記事はいくつかあるが、標準レンズに52mmのフィルター枠で取り付ける簡易タイプであるが故に、手軽だが左右の像が歪むのが難点で、購入した後しばらく試写したくらいで仕舞い込んでいた。その歪みを補正するフリーソフトもあるが、使い勝手が今一で使わなかった。

でもよく考えてみるとフォトショのアクション登録でバッチ処理が楽チンであった。これで画像処理すれば画面全体が素直に立体視できる。ちょっとワクワクしてきたので花見を兼ねて風景を撮影に出掛けた。

装備はNikon 1 V1に18.5mm f1.8。これにステップアップアダプターを介してペンタックス ステレオアダプターを装着する。これでAEAFお任せでバシバシ撮影するのみ。

撮影後、PCで処理し、スマホに取り込んで観賞。素晴らしい。3Dがここまで手軽に楽しめるなんて。
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by oblivion2077 | 2014-04-06 21:55

フォクトレンダー ウルトロン 35mm f1.7 AS

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コシナのフォクトレンダー展開初期に発売された幻の名レンズであるウルトロン 35mm f1.7アスフェリカル。ある雑誌のテストレポートではズミクロンに勝る解像とされたのを記憶している。

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写りも素晴らしいが質感もこだわりのコシナらしく、真鍮削り出しのブラックペイント仕上げ。ライカM4にもとても似合う。

中古ではほとんど見かけない。幸運にも遭遇したなら確保をお勧めする。
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by oblivion2077 | 2014-04-05 15:04

Nikon F2メンテナンス

加水分解してボロボロになり、乾燥してカサカサになって崩れ落ちたモルトプレーン。80年代に新素材として多用されたモルトプレンだけれども、湿度の高い日本の気候には勝てずベトベトボロボロになるケースが多数。特にスピーカーのエッジに使用され、エッジ破れでジャンクとなった高級スピーカーも多数あった。モルトのエッジ以外は問題ないのでエッジ補修すればお買い得だったりするわけ。中古カメラにも同様な事が言え、モルトが腐って汚くなった為に捨て値で売れらている、その実モルト以外は状態が良いものはお買い得なのだ。

先日購入したF2フォトミックも、傷らしいキズも無く、ペンタプリズムの銀剥がれも見当たらない。ミラーも劣化したモルトによる汚れはあるものの拭き傷無く、十分に清掃で蘇る事が出来る状態。しかし、パッと見は汚くて臭くて、擬革も茶色く薄汚れて触りたくない感じ。裏蓋を開けると粉上になった劣化モルトが舞う。巻き上げも固くゴリゴリとする。場合によってはスローガバナーが粘ってスローシャッターが切れない事もある。それでもリカバリー可能なのでジャンク価格なら断然お買い得なのだ。
逆にそんな汚い状態でも直せば使えるから、という理由かどうかわからないが、普通の値段の場合もあるので気を付けるべし。中古カメラは購入前の状態チェックに手を抜いてはならない。2つ同じカメラが並んで価格が異なっている場合、価格の高い方が状態が良い印、と思ってはならない。最後は自分の目で確認して納得するかどうかなのだ。

そうやって、あれこれ検討して選別してお買い得なブツを発見できればカメラ道楽もコスト削減ができる。ただし、常にアンテナを張って、無駄足を惜しまず、何度か失敗をしながらなので、かなり時間的なリソースは喰う。つまり、見えないコストがかかっているのでお買い得なブツに出会えるまでに別な形で費用が掛かっているということなのだ。

まああれだ、パチンカーがパチンコで勝った話しかしないのに似ている。掘り出し物を見つけた話は得意になって話すが、はずれを引いたり修理に失敗してオジャンにした話はしたがらないのだ。安物買いの銭失いになる事も実際はしばしばで、品定めから購入し修理清掃するなどすべての行為を「好き」でなければ割には合わない。経済活動として成り立たないのだ。パチンカスのようなものなのだ(自虐)
最近ではヤフオクなどでカメラ好きでもない連中が小銭稼ぎの手段として中古カメラの粗悪品を流している噂も絶えない。田舎では中古カメラを扱う店舗が殆どないのでネットに依存するのだが、オークションは極端に安い為に罠に陥りやすい。ギャンブルみたいなものだ、という事を認識すべきなのだ。

ん、やっぱりパチンカーと同じか。
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by oblivion2077 | 2014-04-04 17:51