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PENTAX BLACK

クラシックカメラに於いて白か黒かという問題がある。特に白が主流であった中での黒は大きな価値を持っている。そんな時代のカメラのひとつにペンタックスのSシリーズがある。

そのペンタックスSシリーズの中で最初にSPの黒に魅せられ、一度手放して後悔し再び購入 。
追加でよりキレイな外装のをもう1台 。ニコンのFともキヤノンのF-1とも違うペンタ部の滑らかなエッジから両肩に流れるデザインが黒で塗装される事でより美しい。

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さらにこのS2はマウントエプロンが両脇に流れ、黒の面を構成する。SPより黒を堪能させてくれる最適なデザインなのだ。更にそのエプロンを止めるマイナスネジが4本あり、アクセント となって目を楽しませてくれる。

世界に誇れるカッコ良さ。それがPENTAX S2 Blackだ。
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by oblivion2077 | 2014-03-29 21:48

DXの今後

DXフォーマットのDSLRは、FXフォーマットDSLRの充実によってその役割を終えようとしている。画像素子が今よりもずっと高価であった時に35mmフレームの半分サイズでコストを抑え、一般に購入可能な価格で販売し、DSLRの普及に貢献した。ローパスや画像素子、液晶画面を配置する為にフィルム機よりも大きくなるところを小型に抑える効果もあったDXフォーマットだが、ミラーレスの台頭によりその役割も終えようとしている。

DXのDSLRが抱える最も深刻な問題はファインダーの質である。大きさでも、画質でも、価格でもない。ファインダーの質に尽きる。FX機が安価になり、ミラーレスが一般化している状態でファインダーにコストを掛けたDX機は成立し難い。ファインダーをFX機並みに見やすくする為には大型のガラスプリズムを使用して接眼レンズもコストを掛ける必要がある。大きく、重く、高価になるとFX機との価格差はどんどん少なくなっていく。

そんなDX機であるが、ウィークポイントであるファインダーを廃してミラーレスにする事で生き残れるだろうか。既にSONYやCanonが先行しているDX=APS-Cのミラーレス。後発なら他社の追従では単なる周回遅れに過ぎないだろう。

成功のヒントはペンタックスのAPS-Cミラーレス K-01にあるのではないかと思う。
KマウントでそのままミラーレスにしたK-01はデザインで話題となったがミラーレスの良さである小型という部分では魅力が無く、またAFも遅めであった為に商業的に芳しくなかった。しかし、旧レンズがそのまま使えるマウントとフランジバックは歴史のある企業ならではの資産がある。ニコンはそれに該当するのだ。

K-01の失敗を踏まえ、ニコンがDXミラーレスを発売するならば次の仕様が魅力的だと思うのだ。

1、FマウントDXフォーマットのミラーレス。
2、EVF搭載
3、像面位相差AFとコントラストAFの複合

加えて、FXレンズ、DXレンズの共用に追加して専用レンズの発売。

ミラーボックスにあたる空間を利用することを前提としたレンズ設計を行って、交換レンズをミラーボックス内に差し込む形でセットする。これで旧レンズや最新FX,DXレンズに加え、小型軽量のレンズも使用できる。ペンタックスではK-01と同時にDA40mm f2.8XSがコンパクトであったが、これはDSLRにも使用することを前提としたため、スペックは控えめ。ミラーボックス内を使えば自由度は上がるはずだ。

ここまでやれば他社に対して特徴を出せる。小型で軽量でAFも速くファインダーも見やすくMF補助機能も付与出来てオールドニッコールもそのまま装着して快適に使用できる。

何だか欲しくなってきた。
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by oblivion2077 | 2014-03-27 12:09

Nikon V3の事

待望のV3が発表されたが、今回のデザインはネット上の書き込みを見る限りは概ね好評であると感じられる。高級コンパクトカメラを思わせるオーソドックスなデザインなので驚きは無い反面、すんなりと受け入れられたのだろう。しかし、V1を気に入っている身としては物足りない気がしないでもない。いや、物足りないんだけれども、今のニコワンの立場を考えるとデザインで冒険している場合ではないのでここは我慢するしかないのだ。

デザインは合格といったところなのだけれども、本格的にメインカメラにしたい人やサブカメラにしたい人にとってはどうだろうか。もちろん、販売価格から考えてもニコワンV3をいきなりファーストカメラにする人はいないだろう。それなりにカメラを熟知した層だと思われる。となると、その操作性。電子ダイアルを増設して使い勝手を良くしていることは評価するけれども、やはりまだロータリーのセレクトボタンを採用したまま。これはクールピクス系の操作なので、DSLRとの併用ではなく、またDSLRからの乗り換えでもなく、クールピクスからの移行を意味する。しかし、ニコワンV3の立ち位置から考えて本当にこれでいいのか。

V1のデザインとEVFと画質は本当に、心から気に入っている。問題なのは操作系なのだ。それ以外は全く文句が無い。これが改善されればDXフォーマットは見限ってよい。DXのOVFは改善の見込みがないので興味はすでに失った。これからは安価なFXフォーマットのDSLRに集約されるべきだ。DXが生き残るなら、それはEVFだと思う。本来ならニコワンがEVFとして地位を確立すべきだが、現状は発展途上。DXが残るか、CXが残るか。V3の売れ行き次第かもしれない。V1は本当に操作系が惜しまれる。メニュー画面も含めてファームアップしてほしいものだ。V1が良くなればニコワンのファンが一気に増えるだろう。改善を切に望む。

あれこれ言いたいことはあるがV3は正常進化の安心して購入できる機種となろう。まだVシリーズをもっていない人は処分価格のV2よりV3を絶対お勧めする。
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by oblivion2077 | 2014-03-25 17:55

酸っぱいあいつ

ニコン F2 フォトミックを購入。いや、何台も購入しているから、どれを購入した話かと言われるかもしれないが、昨日の話。また買うたんかい。

しかし、これが結構汚い個体でカビだらけ。クロームボディなのでキズだらけよりカビだらけの方がずっとマシなのだが、今回はちょっと度を超していた。

状態は、一旦湿気でカビて、モルトが加水分解し、その後乾燥してベトベトだったモルトがカラカラに乾いて、それを触るとでポロポロと崩れる。そこまではよくある症状だが、問題はその臭い。

酸っぱい。むちゃくちゃ酸っぱい臭いがする。酸っぱいF2は初めてや。

塩素系の洗剤を使ってカビとその残骸を除去していく。ファインダー周りが特に酷く、かなり内部までカビていた。ミラーの裏まで真っ白だったのだ。綿棒に塩素系洗剤を付けて根気よくカビをぬぐっていくと元の姿に戻っていく。本来は完全分解が良いのだが可能な限りの分解の上の清掃なので限界がある。酸っぱいにおいはさすがに消えたが、どことなくほんのりカビ臭さは残ってしまった。

綺麗になったF2は傷も無く新品のようになった。フラッグシップ機として凛とした佇まいとなった。
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by oblivion2077 | 2014-03-21 21:53

24mm F1.4Gへの想い

気に入っているレンズなのでタイトルもキモいかもしれないが、現時点で全てのニッコールレンズの中で最も好きなレンズなのが、このAF-S 24mm F1.4G EDなのだ。

24mm F1.4と言えばかつてはキヤノンであった。ある鉄道カメラマンはこのFDの時代にNewFD24mm F1.4を多用していた。早くから24mmの大口径を出していたキヤノンだけれども、キヤノンとはT90以来決別しているので選択肢には入らなかったが、EF24mm F1.4II USMの発表記事に出ていた作例写真に惹かれ、数年後に当レンズが発売されて購入を決意したのだ。

高額なレンズを購入するにあたっては、趣味にかける金額の総額を思うとゾッとするので、手持ちのレンズやカメラをいくらか売却して購入資金の足しにした。これは自分への言い訳であるけれども、少し気が楽になったのは、レンズカメラを売った資金に少し追金で購入できた。使いもしないフィルムカメラや古いレンズが、最高の描写を約束してくれるレンズに化けたと思うと道理にかなっていると納得できる。すこしは真っ当な感覚を持ち合わせていたという事か。

24mm F1.4Gを購入した当時はD200を使用していて、換算36mm F1.4と悪くは無いがもちろん物足りない。24mm F1.4Gを購入時にフルサイズへの移行を決意していたけれどもやはり立て続けに出費は後ろめたいのでしばらくはD200での使用を継続した。しかし、24mm F1.4Gをフルに堪能したいという想いは日々募って来るのだった。
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by oblivion2077 | 2014-03-15 00:48

24mm F1.4Gのボケ味

昨今のフルサイズエントリーモデルの登場でフルサイズが身近になった事でAF-S 24mm F1.4G EDの威力が発揮されやすい環境が整いつつある。

このレンズの描写性能は他のサイトに詳しいのでそちらを見て頂くとして、そのボケの美しさは最近発売された58mm F1.4Gを凌駕するとの評判。58mmのボケは知らないが、古いニッコールに慣れている身としては驚愕の美しいボケ。ピントの合っているシャープな像からなだらかにシルキーにトロけていく(表現がキモくてスマぬ)。

ナノクリの効果なのか、鏡胴内部の構造が優れているのか、逆光にも強くて朝日に照らされる人物を逆光で絞り解放で撮ると朝の空気感を映し出してくれる。四の五の言わずともこのAF-S 24mm F1.4G EDで撮れば何を撮っても画になるのだよ。そういう意味では優等生なレンズで、SIGMA 20mm F1.8EXの強烈な像面湾曲によるザワザワとした(良い意味でだが)違和感のある描写と対極にある。
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by oblivion2077 | 2014-03-13 17:19

AF-S Nikkor 24mm F1.4G ED

開放絞り1.4で広角でありながら、広範囲に映り込む背景を適度にぼかして主題を引き立てる画を作ることが出来る。そこにある日常空間を非日常に変えてドラマティックにしてくれる。このレンズが発表された時にすぐさま欲しいと思った。

当時既にディスコンとなっていた同種の広角大口径の28mmF1.4Dにあまり興味が出なかったのは、妙にプレミア価格になって中古でも高額であった為であるけれども、この「妙な」持ち上げ方に違和感を感じていたからだ。研削非球面レンズを使用したノクトの再来、みたいな言い方とか・・・。そんな伝説が流布されて当時は本当に高値で取引されていたのだ。そんな28mm F1.4Dもこの24mm F1.4Gがナノクリで発売されて大きく失速。近年、28mm F1.8Gが安価に、しかもナノクリで発売されて、ついに話題に上る事が無くなってしまった。

それはさておき、当の24mm F1.4Gとてあまり話題に上らない。というか、かつて28mm F1.4Dの話題がちらほらあったのは、やはり投機的なその価格の高騰があったためかもしれない。今でも広角と言えば絞ってカリカリに描写するというステレオタイプが根強く残っていて、広角大口径を何を差し置いても好む愛好家はまだ少なく、それ故その価値を知る人も、知ろうとする人も少ないのだろう。

それに加えて、この24mmの画角を最大に活かすにはフルサイズDSLRが必要で、レンズとボディへの投資は高額となる。ボディ単体でも当時は高額だったので、ニッチな広角大口径にまで手が伸びないのも無理はない。やっとエントリーのD600とD610が発売され、D700の中古が安くなって多くの人がフルサイズに触れ始めている。
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by oblivion2077 | 2014-03-12 17:22

レデューサーの衝撃

昨年辺りからマウントアダプターメーカーよりレデューサー付きのアダプターが発売され、私が知っている限りでも3メーカーより発売されている。

レデューサー付きのアダプターとはレンズを透過した光束を縮めて画角を広くする。倍率はメーカーにより異なるが、おおよそ0.7倍でAPS-Cの素子でもフルサイズの画角を得られる。しかも光の密度が高くなるのでほぼ絞り1段分明るくなるというオマケ付きなのだ。

もちろん、オリジナルの光学系にレデューサーというレンズを追加するので多少の画質劣化はあるかもしれないが、小さなシステムで画角と明るさと、そしてボケの大きさが得られるのは大変魅力的と思う。

以前に書いた様にOVFがコストを理由に形骸化する一方で発展途上のEVFが 進化したなら、トドメのレデューサーによって小さく安くて軽い、そしてフルサイズの描写が楽しめる新しい次元のカメラが出現するかもしれない。ミラーレスの優位がより強固となっていくのだ。

やはり、OVF本来性能復活させ、軽くて扱い安いフルサイズ開発が急がれる。このままでは本当にOVFは淘汰されてしまうだろう。
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by oblivion2077 | 2014-03-10 02:03

Canon FL 135mm F2.5

我が田舎では中古カメラを扱う店は限られている。それを補うネット通販も最近はオークションが主流なのか、あまり盛況には見えない。さりとてオークションは量と種類は多いが質が気になる。

そんな中、FLレンズを入手。CanonのFLレンズはFDレンズの前身でローレットも金属でペンタックスのタクマーレンズのような加工が施されている。FDレンズは旧バージョンのデザインが好きではないし、NewFDレンズは味気ない。そこでFLレンズなのだが、中古市場で見向きもされていないのか、お目にかからないのだ。おそらく、関東あたりのカメラ店のジャンク箱の中にごろごろしているのだろう。安くてコストが合わないのかこっち(田舎)にまで回ってこないのだ。

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FL 135mm F2.5。F2.8ではなくF2.5。1/3段の違いなので微々たるものなのだが、他社を出し抜く見栄え上の数値なのだろう。ある意味キヤノンらしさが出ている。

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所有のボディは旧F-1とT90とAE-1Pで、このボディを使ってFLレンズを使えなくはないが、フィルム撮影するわけではないので実用で買ったわけではない。ではなぜ買ったのかというと、手に取った時、前玉がフィルター枠ギリギリまで迫ったこのギッシリ感とズッシリと手に重いガラスの塊。必要も無いのに買ってしまったのだ。

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外装が傷だらけのジャンク品なので削り出しそのままの美しいアルマイト加工が台無しになっているが、レンズのガラスに圧倒されて買った。出来れば美品を入手したいところだ。
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by oblivion2077 | 2014-03-09 18:44

ベスト オブ オートニッコール

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最も気に入っているデザインのオートニッコールはこの35mm f2.8。コンパクトな鏡胴で密度感があり、絞りリングとフォーカスリングのバランスも良い。ローレットの彫り込みと距離指標の文字のバランスもしかり。

ここまでならオートニッコールH 50mm f2も同じだが、前玉の大きさが35mm f2.8と大きく異なる。もちろん見かけ上の事だが35mmの方が大きく、正面から見たときにしっくりくるのだ。

価格はオートニッコールの中でも安価。しかし性能はニコンこだわりの35mm。写りも満足。
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by oblivion2077 | 2014-03-02 21:22