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Ai AF nikkor 20mm F2.8D

AF nikkor 20mm F2.8Dは初めて購入した超広角のニッコール。その時のメインカメラはD200で、超広角の画角を十分に楽しむ事は出来なかったが、画面周辺の色収差はソフト補正によりフィルムでは得られないスッキリとした画像で、その画質に感心したのを覚えている。

その後、シグマの20mm F1.8を使い、そして今はニッコールの20mm F1.8Gへとたどり着いた。しかし、コンパクトな20mmF2.8Dを見直し積極的に使用したいと思っている。

そこで気になるのがその性能 。今はD4をメインカメラとしているため、更に周辺画質が問われる事となるわけだけど、ネット上のレビューでは、周辺が流れ、絞っても改善しない、との書き込みが 。でも実際に撮影してみると、ムム、周辺の解像が悪い 。これはD200では描写されていない画面外の画質で、D4で初めて気がついた、と言うことだろうか。

コンパクトな20mmF2.8Dだけど前玉は大きく、フィルター径は62mm。もちろんフィルターは装着して前玉を保護している。でもじっと見てみると周辺程、画角内の光は斜めに前玉へと入射し、つまりはフィルターも斜めに通過するので、その分フィルター通過距離も長い。結果、フィルターの悪影響は周辺程大きくなっているはず。

試しにフィルターオン、フィルターオフを交互に撮影して比較してみると・・・、ああやっぱりフィルターが悪さをしてるわ。

20mmF1.8Gよりコンパクトで軽量な20mmF2.8Dに価値を見出だす事が出来そう。でも、ボディーモーターでジコジコAFは微妙。だからこそコンパクトに出来るんだけどね。



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by oblivion2077 | 2017-07-01 00:17

再び猫を撮る

全猫の去勢が実施された男木島には足が向く事は無かった。2年に亘って訪れた男木島で島の風景と猫たちに愛着が湧いていたところだったので、悩みに悩んだのだが、結論としてはやはり耳に切り欠きを入れられた猫だちを見るに忍びない気持ちが大きく、男木島へ行くことを断念したのだ。2016年春に去勢され、冬を越えるたびに頭数は減少し、最終的に男木島からは猫が居なくなる。

去勢から逃れた猫や島外から持ち込まれる猫がいない限りは。

しかしながら猫に会いたいという気持ちは募るばかり。そこで、2017年は別の猫島に行くこととした。まだ、NPOによる去勢が実行されていない手付かずの猫島。男木島と同じ香川県の佐柳島だ。ここも、某有名動物カメラマンが猫写真を撮ったことで有名となった。ここには東京を始め全国から猫目当ての観光客が来ているようだ。

佐柳島の猫は男木島の猫にくらべて単独行動が多い。群れても数匹だし、2~3匹がせいぜいだ。積極的に近寄ってくるでもなく、かといって逃げるでもなく。程よい距離を取っているのが佐柳島の猫なのだ。だから、レンズは50~200mmと標準以上のレンズが使いやすい。その日は男木島の経験から20mmも持参していたが、1枚撮ったきりで殆どを50mmと85mmで撮ったのだ。

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さて、島の状況だが、佐柳島は猫を観光資源としてアピールしているので、いきなりNPOが乗り込んで絶滅させることは無いとは思うが、実際はどうだろうか。猫の島をアピールする看板はあるけれども、男木島同様に観光施設が無く、島にお金を落とす機会が全く無かった。事前に飲食店が無い事を確認していたので、やはり島外で食料を用意して持ち込んだのだった。また、島の猫たちの栄養状況は悪く、痩せた猫が多かった。栄養失調の為か、病気持ちの猫も複数いたのだ。そういえば男木島で見たような餌やりしているような島民も居なかったし、観光客も餌を持参している様子は無かった。

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猫好きとしては末永く続いてほしい猫島。入島税としていくらか徴収しても良いと思う。巨大な猫カフェと思えばひとり1,000円は出せるかもしれない。それなら島民にも恩恵があり、かつ猫たちを世話する費用も賄えよう。NPOによる絶滅も回避できるだろう。

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by oblivion2077 | 2017-06-07 17:52

猫を撮る

2015年春と2016年春の2回、猫に会う為に香川県の男木島を訪れた。そこは猫好きにはパラダイスのような場所で、そこかしこに猫が居た。尾道を想起させる細い坂道と密集した古い家々もステキであるが、そこに瀬戸内海を望む風景がプラスされる。尾道も海に面しているが海峡だし、向島が近いのだ。男木島の美しいロケーションに猫がたくさんいるのだから自ずとシャッター回数も増える。

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フェリー乗り場から少し離れた漁港と島の中腹にある神社には猫ダマリ。たくさんの猫たちが日向ぼっこしており、人懐っこく集団で近づいてくる。だから、レンズは20mm~35mmくらいがメインとなる。特に20mmで猫にグッと寄ればフレンドリーな男木島の猫を親近感タップリに捉える事ができる。

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もちろん、美しい瀬戸内海を背景にした男木島の風景も十分に写り込む。

そんな男木島を訪れて気になったことは、男木島でお金を使う場所が無い事。釣り人向けの民宿はあるけど、食事をする場所も殆ど無かった。だから、2度目の時はコンビニで買ったおにぎりを持参することとなったのだが、島民にとって何のメリットも無い猫島ブームは長続きしないのではないか、と不安になったのだ。お金についてはもちろんだが、島の文化としても猫と共存するものが育っていないようだった。つまり、水揚げした魚をネズミなどから守る為に猫と共存してきた、というような歴史は無いように見受けられた。

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その不安が的中し、2回目に訪れてほどなくして、NPO団体による男木島の全猫強制去勢が実施され、去勢済みの印として猫の耳に切り欠きを入れた。島という閉じた世界では全猫の去勢は絶滅を意味するけれども、サクラねこ(耳の切り欠きを桜の花びらに見立てている)プロジェクトと呼ばれ、島民と猫との共存として実施された。

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色々と考え方はあると思うが、去勢されて耳に切り欠きを施された猫を見るに忍びなく思えて2017年は男木島を訪れる事はなかった。



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by oblivion2077 | 2017-06-05 17:25

ゲームチェンジャー

ソニーの新型ミラーレスの発売発表以降、ネットでニコンの今後について議論が活発になっている。これは、本格的にミラーレスが一眼レフを超える機能、性能を持っていよいよ一眼レフの終焉が近づいたのではないか、という感覚から来ている現象と思われる。実際、過去記事の「一眼レフの終焉」へのアクセスがここのところ増えているのだ。

「一眼レフの終焉」を書いたのは2014年だけれども、3年を経た今も記事の内容を変更修正する必要はない。ミラーレスは構造的にデジタルカメラとして優位であることはゆるぎない。しかし、一眼レフはデジタル化され、DSLRとして成熟しきった。高性能でシステム性やレンズも豊富で依然としてカメラの頂点に君臨している。新しさはないが完成されたカメラなのだ。そう簡単にミラーレスの入る隙はないはずなのだ。

だが・・・

今回のソニーの新型はゲームチェンジャー足る機能と性能を備えているように思える。もちろん、カタログスペック上での話しなので、今後、オリンピックに向けてプロの厳しいテストを受けることだろうが、やはりインパクトは強い。

ソニーの新型はデジカメの新しい時代開き、新しい地平線を開拓するものであると思う。まずはその船出を称えたい。


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by oblivion2077 | 2017-05-25 14:39

オートニッコール 55mm F1.2 の開放描写は甘くない

nikkor auto 55mm F1.2の記事はネット上にあまたあるわけだが、その多くに開放は甘いと書かれている。

甘いとい表現には異論がある。nikkor auto 55mm F1.2の開放描写は、実際は球面収差の過剰補正によるソフトフォーカス効果により「柔らかい描写」になっているだけなのだ。
つまり、ピントの芯がしっかり存在し、しっかり解像している上で薄いベールを纏っているので、決して解像が不十分である状態を指す「甘い」描写ではないのだ。

D3300に装着してあちこちスナップしたり、風景(遠景)を撮ったりするのだが、驚くほど解像している。

確かに屋外だと開放F1.2で1/8000秒でも露出オーバーとなりがちで、露出オーバーだと薄いベールも余計に白くなって解像部分を侵食する。これが一見解像が低くて「甘い」評価となるのだが、NDフィルターを利用するなどして適正露出で撮影すれば、きちんと解像しているのが分かるのだ。
最近ではNDフィルターを常備してどんな環境でも開放F1.2で撮影できるようシャッターチャンスに備えている。



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by oblivion2077 | 2017-04-05 15:09

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSMのデザイン

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フード長さが中途半端なので花形フードとして遮光性にはなはだ疑問のハッタリ花形フードだが、このハッタリはインパクトが大きかった。50mmは標準レンズにあらず、50mmF1.4という大口径単焦点レンズだ、と世に知らしめた。

この固体も御多聞にもれず、ピントがずれている。かなりの後ピン。フォーカス時のレンズ駆動挙動がなんだかぎこちない事が影響しているように思えてならない。AF速度を優先して駆動範囲を狭くした為に、制止の制御ができていないような。

早期のモデルチェンジの理由もこのピンずれ問題が大きいのでは。



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by oblivion2077 | 2017-03-26 11:33

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art

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花形フードの利点は画角ギリギリまでフード長を伸ばし、遮光性を高められる事。逆に言うなら画角ギリギリまで迫るからこそ花形になる。

しかし、このレンズのフードも50mm F1.4 EX DGのフードも全然ギリギリじゃない。ハッタリ花形フードだ。
近年は個別のレンズ専用フードが一般的になっているので、その理を活かすなら最大限に遮光性を高めるべきだが、携帯性やらデザイン性を言い出すと、結果、こうなるのだろう。

さて、このレンズの性能は多く語られているように、開放からシャープで発色も落ち着いている。コマ収差は若干発生しているので、開放から夜景を撮るには少しばかり覚悟が必要みたいだ。中央番長の傾向は未だ引きずっているのか。価格とのバランスなのだろう。

評価される項目をトコトン追及していく。評価されない部分はそれなりに。これもメーカーとしての戦略で、実際、成功している。そのあたりはキヤノンに似ているかもしれない。




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by oblivion2077 | 2017-03-22 21:20

Ai Nikkor 35mm F1.4S

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Ai nikkor 35mm F1.4SはAi-Sニッコールで最も美しいレンズだと思う。基本的な光学系はオートニッコールから変わっていないが、ガラス材の変更を経て曲率見直し等で現在に至るという。つまり、基本的に外装のデザインがオートニッコール>>ニューニッコール>>Ai>>Ai-Sで変化したという。

以前に記事に書いたオートニッコールのデザインも秀逸だが、現代的なアレンジで再構築されたAi-Sの鏡胴は神々しい。しかし、変化途中のAiタイプは数あるニッコールの中でも指折りの醜悪デザイン。カラフルな幼虫が醜い蛹になって、美しい羽を持った蝶となる、そんな成長を想起させるが、関係は無い。

描写はガラス材の変更により黄変も無く、マルチコーティングによるニュートラルなカラーバランスで安心して撮影できる。開放は超絶解像の芯にポワポワのベールは健在。少し絞れば霧が晴れるようにキレキレとなる。夜景での周辺コマ収差は盛大なので、気になる人は大型の最新レンズを購入すべし。





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by oblivion2077 | 2017-03-19 20:52

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

近年で最もブランド戦略の成功した企業のひとつとして認識されるシグマ。Artラインはブランドとして定着し、ラインナップも充実してきている。シグマ ブランド戦略の中心となるArtラインの先駆けとなるレンズと言えばこの50mm F1.4 EX DG HSMだろう。

ともに2008年に発売されたシグマ 50mm F1.4とAF-S Nikkor 50mm F1.4G。ニコンの開発者は雑誌インタビューでは非球面レンズの弊害を考え、旧レンズのガウス構成に1枚の補正レンズを加える事でコマ収差を抑えたという。一見してのシャープな描写よりもボケや近距離性能などをバランスすることを重視し

一方のシグマは絞り開放での鮮鋭さに拘った。これは従来の標準大口径レンズの特徴であるフレアによる描写の甘さを取り去ること。決して解像が甘いわけではなく、解像の芯の周りに纏っているフレアがコントラストを落として軟調になるのだけれども、各社発色の違いはあってもその程度の差こそあれ、軟調であることが普通であった。これを非球面レンズで取り去ることを選んだのだった。

これがデジタル時代のユーザーに歓迎された。心配されたボケ味も自然で滑らかだったので、新時代の50mmレンズとして評価されたのだ。確かに、フォーカスしたところはシャープで抜けが良く、アウトフォーカスにしたがって大きくボケる。望遠系レンズに見る描写が標準レンズにあって新鮮に映った。その仕様も特徴があり、77mmのフィルター枠を持つ大型前玉で重量も500gを超えた。その姿からも性能優先を感じさせ、「標準キットレンズ」の枠に囚われない発想を体現していた。


そう、ズームレンズ全盛となった今となっては過去の概念となった50mm標準レンズ、ボディとセットで販売される安価な大口径レンズ、という固定概念を捨てたレンズだったのだ。このレンズの評価が後のArt 50mm F1.4 DG hsmに繋がったと言える。

一方、ニコンは58mm F1.4Gを発売。こちらはバランス型で玄人好みであったが、多くのユーザーにシグマのテイストが支持され、105mm F1.4Gにおいて方向転換された。

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レンズ鏡胴のデザインは、Artシリーズの予感させるシンプルな構成。フードはやや野暮ったいが、以前のシグマとは一線を画すデザインとなっている。ただし、随所のレタリングがデザインを殺しているのだ。


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by oblivion2077 | 2017-03-18 21:59

COLT ガバメントとニコン F3

ミッキー・ファアラがビアンキカップで3連勝した頃、フォトライターのイチロー・ナガタと親交があって、イチローの記事にミッキーは頻繁に登場していた。ミッキーは速射が得意で、コルト ガバメントをマシンガンのように連射した。「ミッキー!マシンガンやってくれ」と頼むと「はいよ!」ガガガガガって感じ。たくさんの薬莢が空中に舞っている写真をイチローが撮るのだ。

そんなミッキーに関する沢山の記事の中に、ミッキーファアラの所有するビアンキカップ用のカスタムガンとカメラを交換する話があった。スポーツシューターの世界ではハンドガンをカスタムするのが普通で、多くのカスタムガンが銃雑誌で採り上げられていたが、ミッキーファアラのようなトップシューターのカスタムガンは注目の的。その彼が所有するガバメントのカスタムガンと、イチローの所有するニコン F3のモータードライブ付きと交換する話なのだ。ミッキーとイチローの親交の深さを窺わせるエピソードとしての記事だったが、その時、私の中では憧れのガバメントと高嶺の花であったニコン F3が等価となった瞬間であった。

遠く異国の地にあって、美しくパワフルなツール。欲しくても法律の壁により入手不可。そんな憧れてやまないガバメントが、高嶺の花だが法律の壁はなく頑張れば購入できるニコン F3とイコールとする衝撃的な内容なのだ。おそらく、この記事を読んだ殆どの人がシューター間の友好の印、切磋琢磨の中のスポーツマンシップを見て微笑むくらいだったろう。私は頭をガツンと叩かれたような大きな衝撃だったのだ。

それ以来、ニコン F3を見る時は必ず脳裏のどこかにガバメントが存在するようになった。

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そのガバメント。世界で最も美しい銃の一つ。100年以上前に設計発売されて尚現代でも第一線で活躍できるパフォーマンスを保持している優れたハンドガン。
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モデルガンのモチーフとして何度も取り上げられ、沢山のモデルガンメーカーがその造形の再現に挑んだ。その弛まぬ努力と技術の蓄積と、何よりガバメントに対する情熱の結晶がこの東京マルイのエアコッキングのエアソフトガン。価格3,000円でこのクオリティの高い外観。初期の1,980円シリーズからのハイグレードタイプへの進化はあったが、最高のコストパフォーマンスで設計されたメイド イン ジャパン。

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元ネタのコルト ガバメント M1911A1はモデルナンバーが示す通り1911年モデルの改良版。主に第2次大戦で活躍した。軍用は仕上げが微妙だがコマーシャルモデルは人気の高いシリーズ70を凌ぐと私は思っている。

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かつてのモデルガンもそうだがプラスチック樹脂製なので、金型成型による引けが発生する。これが鋳物からの削り出しで作成する実銃との外観上の決定的な違いとなって、スタイリッシュなガバメントのシルエットを損なう原因となる。

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引けによる違和感の印象を決定づけるのはスライド側面とフレーム側面の平面。ここがきれいに平面が出ているとその平面に接する曲面との境界のエッジも立ってメリハリが出る。これにより美しさを増すのだ。実銃に準じた分解手順で分解。基本原理は実銃と変わらないメカに驚く。分解して平面の研ぎ出しを行ったのでより精悍な外観となった。




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by oblivion2077 | 2017-03-11 13:39