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旅行のための機材選び

遠出するときの機材選びにはかなり苦労する。

小旅行で鎌倉へ行ったのだが、予定を立てた2ヶ月前からあれこれと機材について悩み始める。旅程は1日目に鎌倉へ行き、江ノ電で鎌倉駅から江ノ島までの間を1日乗車券で周り、翌日は横浜東京で過ごすのだが、メインは鎌倉だ。昭和レトロな江ノ電と町の風景や、神社や寺院、そして江ノ島を撮るにふさわしいレンズとその機材を持って歩く体力との相談となる。

機材を決める手がかりが欲しいところだが、鎌倉を訪れた事が無いので様子がわからない。購入した観光ガイドブックの情報を見てもいまいち機材を決める明確なものがない。江ノ電は中望遠、海を入れた駅舎や町の風景は広角。もちろん、翌日の横浜東京の事も考慮にいれる。昭和レトロな江ノ電鎌倉は球面収差のある口径の大きなレンズがいいのだが、重いしマニュアルフォーカスだし、ボケ量を考えるとフルサイズのD4となって重いし大きいし。これはあきらめるしかない。ベース機材はD3300に設定するわけだが、これだと軒並み広角側が厳しくなる。20mm F1.8Gや50mm F1.8Gなど軽くて高性能だけれども、換算30mmと75mmとなるので、特に20mmなどは旅行で使いたい大口径の広角レンズとは言えないものとなる。

何度も行く事のできない土地での撮影だから、遭遇する様々な場面に対処する為の幅広い種類の機材を持参したい。しかし、体力的な制限がある。更には機材のフォーマットなどの特質が絡んでくる。やっぱりD4がいいんじゃないの、ともおもいつつ、いやいや、2日もD4とレンズを持ち歩いたらバテてしまうから旅行そのものが楽しくない。でも、柔らかく描写したいし・・・。これが何度もループする。

ちなみに連れのカメラは同じく軽いD3300で決定。レンズ交換したくない、というので16-85mmのズーム1本に決まり。換算24mm~127.5mmでまあ殆どの場面をカバーできるだろう。これくらい気楽になれたらいいのだが。

旅行までの2ヶ月間、あれこれとループしながら考える。それとて旅行まであと1週間となると決断を迫られてくる。フルサイズかDXか。フルサイズならレンズを2本が限度。DXなら3、4本いけるだろう。フルサイズで50mm F1.4と思っていたが、50mm F1.8は優秀だ。しかも軽い。最後までこの線で悩む。本気で割り切るなら50mm1本で勝負もありだろう。横浜はそれで乗り切れる自信はあるが、鎌倉はどうだろう。未踏の地では焦点距離のレンジは広く取りたい。いっそ、キットレンズ18-55と55-200で行くか・・・。

結局、D3300+20mm+50mm+85mm+55-200mmで約1.5kgくらいか。
結果、広角で若干不足したけれども、不便は無かったし、重量も負担にならなかった。
ただし、やはりファインダーの性能がいまいちでD4ほど楽しい撮影にはならない。

困ったものだ。




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by oblivion2077 | 2017-10-06 11:54

映画「ダンケルク」を観た

クリストファーノーラン監督の最新作「ダンケルク」を鑑賞。
陸海空の3つの異なる時間軸で物語が進み、映画後半へ向かって集約して1つとなる、というトリッキーな脚本だけれども、全く違和感や場面切り替わりによる混乱も無く、素直に観る事ができたのはやはり脚本のみならず撮影、編集すべてが丁寧だからだろうと感じた。

優れた映画であることは間違いない、ということを前提として、気になった点を書く。

IMAXカメラで撮影、と謳われているけれども、田舎のわが町や近場にIMAX対応の劇場が無い。それは仕方が無いとして、IMAXカメラってなんだ、と思って調べると70mmフィルムを使って撮影するカメラという。私の世代だと35mmフィルムで撮影が主流であったけれども、稀に70mmフィルムを謳った映画があって、記憶にあるのがロン・ハワード監督の「遥かなる大地へ」。美しいオクラホマの風景や迫力のランドレースなどが70mmフィルムの圧倒的な高画質で鑑賞できた。この時、70mmカメラというものを知り、その後フォーマットというものを意識しはじめたのだった。

その70mmで撮影されたのがIMAX対応ということらしいけれども、てっきり高精細高画質の撮影はデジタルが圧倒していると思っていたが、フィルムが優秀なんだね。これは少し驚いた。で、その70mmフィルムは面積が大きい。その為、「ダンケルク」では被写界深度の浅い画が多かった。特に夕暮れの光量の少ない場面では絞りを開けているのか、かなり薄い被写界深度で独特の雰囲気を醸し出していた。

このIMAXカメラに拘って使用しているのがノーラン監督ということだが、その画作りへの拘りでもってしても、また、巨額の予算を以ってしても、解決していなかった問題が今回も気になって没入を妨げる。特にこの映画は3つの異なる時間軸を最終的にシンクロさせていくので、最終場面に於いては同じ場面を多角的な時間、多角的な視点で撮影されているの為に、かの問題については神経を遣っていたと思うのだが、それでもやり遂げることが出来なかったようだ。

その問題に気づいたのは、全盛期のケビン・コスナー主演の「フィールド オブ ドリーム」での事。映画終盤で往年のスター選手たちがフィールドで野球をやっているところ。そこに若きムーンライトグラハムが参加する。そしてナンたらカンたらあって、クライマックスへと進んでいくにつれ、徐々に陽が傾き夕暮れとなって夜となるのだが、カットの度に太陽の高さや天候がコロコロと変わっていく。向かい合って話している人物にそれぞれカットが切り替わると午後3時くらいだったり正午近くだったりする。空も曇っていたり晴天だったり、とても同じ場所にいるように思えない。もちろん、撮影の効率化で同じシーンをカットによってバラバラに撮影するハリウッドスタイルが原因だろうが、それに気づいてからは太陽と天候が気になって仕方が無くなって、後半最後の怒涛の名シーンも感動にブレーキがかかってしまう。

その問題がこの「ダンケルク」の後半、3つの異なる時間軸が揃ってきた頃に、若干発生する。かなり気を遣っていたと思うのだが、同じ場面でカットにより陽が射しているいるパターン、曇っているパターンがランダムに現れて、「撮影の事情」が脳裏にちらつく。

「フィールド オブ ドリーム」や「ダンケルク」はもちろん、特に夕暮れ時のシーンを撮るには、光の具合が刻々と変わるので、撮影のチャンスは少ない。それを補う為に日を分けて撮ると、今度は天候が揃わない。コストがかかるのだろう。妥協点がどこかに置かれる。「フィールド・・」は低予算だったので、笑えるほど不揃いな光と天候だった。ダンケルクは、かなり追い込んでいたが、限界があったようだ。

しかし、映画はとても優れているので鑑賞をお勧めする。



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by oblivion2077 | 2017-09-12 15:45

Ai AF nikkor 20mm F2.8D

AF nikkor 20mm F2.8Dは初めて購入した超広角のニッコール。その時のメインカメラはD200で、超広角の画角を十分に楽しむ事は出来なかったが、画面周辺の色収差はソフト補正によりフィルムでは得られないスッキリとした画像で、その画質に感心したのを覚えている。

その後、シグマの20mm F1.8を使い、そして今はニッコールの20mm F1.8Gへとたどり着いた。しかし、コンパクトな20mmF2.8Dを見直し積極的に使用したいと思っている。

そこで気になるのがその性能 。今はD4をメインカメラとしているため、更に周辺画質が問われる事となるわけだけど、ネット上のレビューでは、周辺が流れ、絞っても改善しない、との書き込みが 。でも実際に撮影してみると、ムム、周辺の解像が悪い 。これはD200では描写されていない画面外の画質で、D4で初めて気がついた、と言うことだろうか。

コンパクトな20mmF2.8Dだけど前玉は大きく、フィルター径は62mm。もちろんフィルターは装着して前玉を保護している。でもじっと見てみると周辺程、画角内の光は斜めに前玉へと入射し、つまりはフィルターも斜めに通過するので、その分フィルター通過距離も長い。結果、フィルターの悪影響は周辺程大きくなっているはず。

試しにフィルターオン、フィルターオフを交互に撮影して比較してみると・・・、ああやっぱりフィルターが悪さをしてるわ。

20mmF1.8Gよりコンパクトで軽量な20mmF2.8Dに価値を見出だす事が出来そう。でも、ボディーモーターでジコジコAFは微妙。だからこそコンパクトに出来るんだけどね。



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by oblivion2077 | 2017-07-01 00:17

再び猫を撮る

全猫の去勢が実施された男木島には足が向く事は無かった。2年に亘って訪れた男木島で島の風景と猫たちに愛着が湧いていたところだったので、悩みに悩んだのだが、結論としてはやはり耳に切り欠きを入れられた猫だちを見るに忍びない気持ちが大きく、男木島へ行くことを断念したのだ。2016年春に去勢され、冬を越えるたびに頭数は減少し、最終的に男木島からは猫が居なくなる。

去勢から逃れた猫や島外から持ち込まれる猫がいない限りは。

しかしながら猫に会いたいという気持ちは募るばかり。そこで、2017年は別の猫島に行くこととした。まだ、NPOによる去勢が実行されていない手付かずの猫島。男木島と同じ香川県の佐柳島だ。ここも、某有名動物カメラマンが猫写真を撮ったことで有名となった。ここには東京を始め全国から猫目当ての観光客が来ているようだ。

佐柳島の猫は男木島の猫にくらべて単独行動が多い。群れても数匹だし、2~3匹がせいぜいだ。積極的に近寄ってくるでもなく、かといって逃げるでもなく。程よい距離を取っているのが佐柳島の猫なのだ。だから、レンズは50~200mmと標準以上のレンズが使いやすい。その日は男木島の経験から20mmも持参していたが、1枚撮ったきりで殆どを50mmと85mmで撮ったのだ。

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さて、島の状況だが、佐柳島は猫を観光資源としてアピールしているので、いきなりNPOが乗り込んで絶滅させることは無いとは思うが、実際はどうだろうか。猫の島をアピールする看板はあるけれども、男木島同様に観光施設が無く、島にお金を落とす機会が全く無かった。事前に飲食店が無い事を確認していたので、やはり島外で食料を用意して持ち込んだのだった。また、島の猫たちの栄養状況は悪く、痩せた猫が多かった。栄養失調の為か、病気持ちの猫も複数いたのだ。そういえば男木島で見たような餌やりしているような島民も居なかったし、観光客も餌を持参している様子は無かった。

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猫好きとしては末永く続いてほしい猫島。入島税としていくらか徴収しても良いと思う。巨大な猫カフェと思えばひとり1,000円は出せるかもしれない。それなら島民にも恩恵があり、かつ猫たちを世話する費用も賄えよう。NPOによる絶滅も回避できるだろう。

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by oblivion2077 | 2017-06-07 17:52

猫を撮る

2015年春と2016年春の2回、猫に会う為に香川県の男木島を訪れた。そこは猫好きにはパラダイスのような場所で、そこかしこに猫が居た。尾道を想起させる細い坂道と密集した古い家々もステキであるが、そこに瀬戸内海を望む風景がプラスされる。尾道も海に面しているが海峡だし、向島が近いのだ。男木島の美しいロケーションに猫がたくさんいるのだから自ずとシャッター回数も増える。

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フェリー乗り場から少し離れた漁港と島の中腹にある神社には猫ダマリ。たくさんの猫たちが日向ぼっこしており、人懐っこく集団で近づいてくる。だから、レンズは20mm~35mmくらいがメインとなる。特に20mmで猫にグッと寄ればフレンドリーな男木島の猫を親近感タップリに捉える事ができる。

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もちろん、美しい瀬戸内海を背景にした男木島の風景も十分に写り込む。

そんな男木島を訪れて気になったことは、男木島でお金を使う場所が無い事。釣り人向けの民宿はあるけど、食事をする場所も殆ど無かった。だから、2度目の時はコンビニで買ったおにぎりを持参することとなったのだが、島民にとって何のメリットも無い猫島ブームは長続きしないのではないか、と不安になったのだ。お金についてはもちろんだが、島の文化としても猫と共存するものが育っていないようだった。つまり、水揚げした魚をネズミなどから守る為に猫と共存してきた、というような歴史は無いように見受けられた。

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その不安が的中し、2回目に訪れてほどなくして、NPO団体による男木島の全猫強制去勢が実施され、去勢済みの印として猫の耳に切り欠きを入れた。島という閉じた世界では全猫の去勢は絶滅を意味するけれども、サクラねこ(耳の切り欠きを桜の花びらに見立てている)プロジェクトと呼ばれ、島民と猫との共存として実施された。

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色々と考え方はあると思うが、去勢されて耳に切り欠きを施された猫を見るに忍びなく思えて2017年は男木島を訪れる事はなかった。



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by oblivion2077 | 2017-06-05 17:25

ゲームチェンジャー

ソニーの新型ミラーレスの発売発表以降、ネットでニコンの今後について議論が活発になっている。これは、本格的にミラーレスが一眼レフを超える機能、性能を持っていよいよ一眼レフの終焉が近づいたのではないか、という感覚から来ている現象と思われる。実際、過去記事の「一眼レフの終焉」へのアクセスがここのところ増えているのだ。

「一眼レフの終焉」を書いたのは2014年だけれども、3年を経た今も記事の内容を変更修正する必要はない。ミラーレスは構造的にデジタルカメラとして優位であることはゆるぎない。しかし、一眼レフはデジタル化され、DSLRとして成熟しきった。高性能でシステム性やレンズも豊富で依然としてカメラの頂点に君臨している。新しさはないが完成されたカメラなのだ。そう簡単にミラーレスの入る隙はないはずなのだ。

だが・・・

今回のソニーの新型はゲームチェンジャー足る機能と性能を備えているように思える。もちろん、カタログスペック上での話しなので、今後、オリンピックに向けてプロの厳しいテストを受けることだろうが、やはりインパクトは強い。

ソニーの新型はデジカメの新しい時代開き、新しい地平線を開拓するものであると思う。まずはその船出を称えたい。


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by oblivion2077 | 2017-05-25 14:39

オートニッコール 55mm F1.2 の開放描写は甘くない

nikkor auto 55mm F1.2の記事はネット上にあまたあるわけだが、その多くに開放は甘いと書かれている。

甘いとい表現には異論がある。nikkor auto 55mm F1.2の開放描写は、実際は球面収差の過剰補正によるソフトフォーカス効果により「柔らかい描写」になっているだけなのだ。
つまり、ピントの芯がしっかり存在し、しっかり解像している上で薄いベールを纏っているので、決して解像が不十分である状態を指す「甘い」描写ではないのだ。

D3300に装着してあちこちスナップしたり、風景(遠景)を撮ったりするのだが、驚くほど解像している。

確かに屋外だと開放F1.2で1/4000秒でも露出オーバーとなりがちで、露出オーバーだと薄いベールも余計に白くなって解像部分を侵食する。これが一見解像が低くて「甘い」評価となるのだが、NDフィルターを利用するなどして適正露出で撮影すれば、きちんと解像しているのが分かるのだ。
最近ではNDフィルターを常備してどんな環境でも開放F1.2で撮影できるようシャッターチャンスに備えている。



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by oblivion2077 | 2017-04-05 15:09

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSMのデザイン

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フード長さが中途半端なので花形フードとして遮光性にはなはだ疑問のハッタリ花形フードだが、このハッタリはインパクトが大きかった。50mmは標準レンズにあらず、50mmF1.4という大口径単焦点レンズだ、と世に知らしめた。

この固体も御多聞にもれず、ピントがずれている。かなりの後ピン。フォーカス時のレンズ駆動挙動がなんだかぎこちない事が影響しているように思えてならない。AF速度を優先して駆動範囲を狭くした為に、制止の制御ができていないような。

早期のモデルチェンジの理由もこのピンずれ問題が大きいのでは。



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by oblivion2077 | 2017-03-26 11:33

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art

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花形フードの利点は画角ギリギリまでフード長を伸ばし、遮光性を高められる事。逆に言うなら画角ギリギリまで迫るからこそ花形になる。

しかし、このレンズのフードも50mm F1.4 EX DGのフードも全然ギリギリじゃない。ハッタリ花形フードだ。
近年は個別のレンズ専用フードが一般的になっているので、その理を活かすなら最大限に遮光性を高めるべきだが、携帯性やらデザイン性を言い出すと、結果、こうなるのだろう。

さて、このレンズの性能は多く語られているように、開放からシャープで発色も落ち着いている。コマ収差は若干発生しているので、開放から夜景を撮るには少しばかり覚悟が必要みたいだ。中央番長の傾向は未だ引きずっているのか。価格とのバランスなのだろう。

評価される項目をトコトン追及していく。評価されない部分はそれなりに。これもメーカーとしての戦略で、実際、成功している。そのあたりはキヤノンに似ているかもしれない。




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by oblivion2077 | 2017-03-22 21:20

Ai Nikkor 35mm F1.4S

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Ai nikkor 35mm F1.4SはAi-Sニッコールで最も美しいレンズだと思う。基本的な光学系はオートニッコールから変わっていないが、ガラス材の変更を経て曲率見直し等で現在に至るという。つまり、基本的に外装のデザインがオートニッコール>>ニューニッコール>>Ai>>Ai-Sで変化したという。

以前に記事に書いたオートニッコールのデザインも秀逸だが、現代的なアレンジで再構築されたAi-Sの鏡胴は神々しい。しかし、変化途中のAiタイプは数あるニッコールの中でも指折りの醜悪デザイン。カラフルな幼虫が醜い蛹になって、美しい羽を持った蝶となる、そんな成長を想起させるが、関係は無い。

描写はガラス材の変更により黄変も無く、マルチコーティングによるニュートラルなカラーバランスで安心して撮影できる。開放は超絶解像の芯にポワポワのベールは健在。少し絞れば霧が晴れるようにキレキレとなる。夜景での周辺コマ収差は盛大なので、気になる人は大型の最新レンズを購入すべし。





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by oblivion2077 | 2017-03-19 20:52