Nikon D5 & D500

Nikon D5の正式発表と、サプライズのD500の発表でネットがざわつく。そうか、もう4年か。D4を思い切って購入してからはや4年。ニコン旗艦機を一度使うとミドルクラスには戻れない。厳密に言うと、割り切って使うつもりにならないとミドルクラスを受け入れられない。僕はムチャクチャ割り切ってD3200を使ったりする。エントリーモデルは安いので気兼ねいらない。しかもフルスペックと言えるくらい多機能だし。メインのカメラ選びとは違うのだ。

世界最高峰のメカの動作は一度体験すると中毒化する。

いくらなんでもD5は買えない。D4を売って買い替えることもできない。D4の機能のほとんどを使っていないのに、D5にすべき理由もない。ISOは100ばっかりだし、連写もしないし。最高のファインダーと最高のメカ駆動はD4とD5では大きく違わない。D4をD5に変える費用を考えると買い替えられないのだ。でも最新のDヒトケタには夢があるね。

そのD5。動画性能を向上させている。ISO感度は徐々に驚きがなくなってきたのは他社も高性能化しているからか。まだまだ開拓の余地がある動画分野に大きな期待があるのだろう。コマ速も満腹感がある。もちろん、最高速を保証するメカは通常撮影でもキレの良さを約束するので日々の進歩は必要だ。そして、最も注目すべきはタッチスクリーンの採用で、こちらもすでにやりつくした感のあった操作系の可能性を一気に広げる機能で、今回のD5での採用により実戦投入され、それを踏まえたD5sやD6はもちろんミドルクラスでの進化が期待される。

忘れてはならないデザインのこと。以前に書いたように、偶数機で完成されたデザインを奇数機が変化させる傾向があって、D5は脱D4として部分部分を角ばらせたり歪ませてD4との差別化を行っている。そのせいか、D3の時に感じたような、どこかまとまりの無さがある。これもD6では再構築されて新たなニコンデザインとなるのだろう。

ごちゃごちゃ書いたがD5は買えない。だからD6まで貯金するのだ。

D500。なんというD500。D400はどこ行った感のあるD500。D5400が無かったのはそういうことか。いやそういうことじゃないか。

D3とD300が同時発表であったこととD5とD500が同時発表であった事は関係があるようでないと思う。ニコンはD3の成功で一気にFXへシフトしていたけど、DXからFXへの移行は思ったほど勢いがなかった。D300の後継のD400を見送ってD7000シリーズで様子を見ていたところ、その力の空白をついてキヤノンは7DMK2で需要を獲得した。その7DMk2のファインダー倍率は1倍で換算約0.7倍。フルサイズのファインダーっぽく見える。その代り重いしデカいのだが、連写と(フルサイズに対して)小型レンズでトータルシステムとしてのフルサイズ機と差別化が出来て成功した。そう、重さは別としてもボディの大きさはさほど苦にならない。レンズがデカいのだ。DXなら小さくできる。井戸の底を除くようだと評され、マグニアイピースで少しばかり拡大して我慢しているファインダーが改善されれば、十分にメインカメラとして選択肢に入る。SLR機にとってファインダー性能が命だからだ。キヤノンの7DMk2はそれを証明したのだった。

恐らく、そうした状況がD500となったのだろう。今回のDX機は本気だ。なぜなら、D5とD500の操作系を同期させたからだ。これだけで本気度が伝わってくる。併用する為、とかじゃなく、最高の操作系として君臨するのがD5なら最高のDX機として存在するD500にはD5と同じ操作系を採用しなければ最高を名乗れない。そういうことなのだ。これを普通にニコン1のvシリーズに置き換えれば、ニコワンに投資する気にはなれないことがわかるだろう。でも、D500で本気とはどういうことかニコンは知ったはずだ。V4には期待してまっせ。

大口径広角にハマっている身としてはFX機は手放せない。でもDX機の存在意義はこのD500で復活できると信じる。これがミドルクラスDX機にもトリクルダウンすればだが・・・。
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by oblivion2077 | 2016-01-10 00:34
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